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日本兵捕虜は何をしゃべったか (文春新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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今も昔も変わらない情報軽視 ★★★★★
 筆者は米国の膨大な資料を当たり、日本兵捕虜が何をしゃべったか徹底的に研究し、その背後にある日本軍の体質を示した。
 1つは、情報の軽視である。米軍が徹底した情報管理をおこなっていたのと対照的である。また、これを補う形の過度の精神主義である。これまた米軍の合理主義と対照的である。少なくとも近代戦を戦う上では、致命的な欠陥をすでに日本は持っていたことになる。
 そしてまた、現代の国際政治や経済においても日本が同様な問題を抱え、解決できていないことはきわめて憂うべきことであろう。この意味において、日本の情報音痴は変わらず、本書の示すところは多い。
 
懐の広さは冷徹な計算とともに ★★★★★
いわゆる「合衆国」の総合力には敬服する。

å...ˆã®å¤§æˆ¦ãŒæƒ...報に対する認識のちがいにより帰趨が決ã-たのは、NHKã‚'はじめ多くのドキュメンタリーなどによりå-り上ã'られているが、「æ-¥æœ¬å...µæ•è™œã€ã‹ã‚‰ã®æƒ...報というè¦-点はなかばタãƒ-ーであったのではなかろうか。

本書ではæ-°æ›¸ã¨ã„う限られた量の中でダイジェストに理解ã‚'深めるとともに今æ-¥ã®æ-¥ç±³é-¢ä¿‚の土台すらå½"時と何ら深åŒ-ã-たものではないã"とも感じå-るã"とができるであろう。

国家観、組ç¹"観、家æ-è¦³ã€äººç"Ÿè¦³ã¨ã„ったトータルなè¦-点で「æ-¥æœ¬å...µã€ã‚'分析するタフさは、アメリカã‚'ã-て今æ-¥ä¸-界のè¶...大国にのã-あã'た一端ã‚'見る思いである。

今現在イラク戦争はバグダッドæ"»ç•¥ã«å'ã'å...µåŠ›å¢-強のé€"上にある。そã-て声高に「平å'Œã€ãŒå«ã°ã‚Œã¦ã„る。ã-かã!-そういった、事象ã‚'イベント的なとらえæ-¹ã‚'するのではなくそろそろä¸-界はアメリカ(人)というものã‚'トータルに分析ã-てもよい時期に差ã-掛かっているのでは無かろうか。なぜなら今後ã-ばらくのé-"は彼らが良くも悪くもä¸-界の好「敵」手なのであるから。

雪印も変わらない旧日本軍の弱点 ★★★★☆
 著者がアメリカ国立公文書館で、OSS(戦略諜報局)やATIS(南西太平洋連合軍翻訳尋問部隊)などの原資料を読破してまとめた衝撃の書です。

 本書の帯には「情報戦でも日本は負けていた―米軍が展開した対日諜報システムの恐るべき実態」とありますが、もっと衝撃的なのは、最近の雪印、三菱自動車、外務省の不祥事で分かった現代日本の組織と、本書に描かれた旧日本軍の組織が、全く変わっていない、ということでしょう。

① 危機管理があいまい

 ・万一の捕虜になった場合のことを想定した教育がされていない。
 ・日記や命令書を身に付けて戦闘に出る、情報管理概念の欠如。
 ・二世はアメリカに協力しないはず等、思いこみによる、想像力の欠如
② 仲間内への体面だけを気にする精神
 ・家族や部隊の仲間に知られるのが恥だから、帰れないという捕虜。

 ・厚遇が与えられると、たちまち軍機を喋りだす捕虜。

 みごとに日本人は変わらなかったんだな、と思います。なんだか拍子抜けしたような笑っちゃうような…。ということは、これからも肩肘はらずに、ぼちぼちやっていくしかないんでしょうね。(笑)