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秋山記行 現代語訳

価格: ¥3,230
カテゴリ: 単行本
ブランド: 恒文社
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自然と共に生き抜く人々の歴史 ★★★★★
鈴木牧之(1770−1842)の秋山郷(現在の新潟県魚沼郡津南町の渓谷部分)を訪問した時の記録。
山と漁師と焼畑の谷 山田亀太郎、山田ハルエ述 志村俊司 編  昭和58年 白日社 1800円の秋山郷でのさらに昔の記録になるのだろうか。
天然痘を恐れて村への立ち入りを禁止する張り紙があったり、畳などは到底無くて、米は大晦日の日だけ食べれる。そんな村人達の中には里の人々より長生きとの記述もあり興味深い。
電気やガスなど当然無い時代、まさに秘境探検記にも似て居るが、日本人が忘れかけている本来の姿がそこにはあるような気がする。
秋山を歩きたくなる一冊 ★★★★☆
かつての秋山の情景や人々の暮らし、そして考え方までが、まるでリアルタイムに自分も作者である鈴木牧之と共に旅をして見ているかのように伝わってくる生き生きとした表現でつづられている。もちろん、内容は現代では考えられない人々の習慣や貧しさ、又秋山を取り巻く環境の厳しさも切々と語られており、それにもかかわらず読者の心に違和感なく情景を思い浮かべさせ、むしろ秋山を自分の足で巡ってみたくなるほど惹きつけられる一冊である。私の場合は、先に秋山郷を訪れたことをきっかけに、この本に興味を持ち購読したのだが、実際に目にした未だに山の中に点在する集落に暮らす人々と、この本の中で鈴木牧之が訪ね歩きながらつづった風土や歴史と重ね合わせてみると、もう一度違う視点を持って秋山を訪れてみたいと思った。デザインや大きさもよく、ページ数も多くない為、この点でも大変気軽に読める本である。