帝政時代から始まってロシアでの航空機の発達史が内外の歴史情勢を含めて極めてわかりやすく書かれています。そこにあるドラマは、予想以上のものでした。スターリンによる粛清という災厄を受けながらも着実に発展していった様子は、なかなか感動的ですらあると思います。
ソ連の側から歴史を見るとどうなるのかというのも含めて、ソビエト空軍というものを見直すことになる人も多いでしょう。