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俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 廣済堂出版
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内田裕也万華鏡 ★★★★☆
内田裕也氏の書いた文章や話した言葉、知人の文章等をまとめた本です。雑誌などの「特集」といった感じに近い編集がなされたものと想像していただければよいかと思います。この本を読んでわかったことは、見た感じ、恐ろしげなタイプの内田裕也氏が意外と舞台裏では三枚目であるということ。物心ついたあたりから、ロックンロールこそが最高の音楽だ、と思い込んで、一途にそれを貫いてきた、ということ。かといって、他のジャンルを貶すわけではなく、自分自身のロックンロール哲学に合致している人物に対しては常にリスペクトしていること。エルビス、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘン、クリームといったメジャーな大物への目線が、ファン目線そのものであること。沢田研二、麻生レミ、ジョー山中、竹田和夫など才能を発掘する人であること。ロックンロールの有名人ではあるけれども、代表曲のようなものがない人であること・・・・。TV、映画などでは難しそうな感じのする人のような印象を抱いていましたが、それ以外のいろんな面が知りえることと思います。
ロッキングしてるなー! ★★★★☆
内田裕也を初めて知ったのははっきり覚えてないけど小学校高学年から中学くらいのときだとおもう。
映画主演作の「コミック雑誌なんかいらない」とか「水のないプール」を見て友達とよくまねしてた気がします。
ずっと役者だと思ってて音楽やってるの知ったのは結構後だった。
もちろん今では毎年正月の深夜にやってる「ニューイヤーロックフェスティバル」楽しみに見てますが!
そんな内田裕也の自伝「俺はロッキンローラー」が復刻されてて数少ない著作ということでようやく読まさせてもらいました。
まず写真がどれもかっこいい!
ちょっとなべやかんに似てなくもないけどパジャマ姿でポーズきめまくるユーヤさんがしぶすぎる!
もともとバンドやロック、音楽に詳しくないから本に登場してるミュージシャンや曲名とかほとんどわからなかった。
けどー内田裕也がロックなのはよーく伝わってきました!とにかくその行動力とロック大好きパワーが尋常じゃなくでたらめな部分もあわせてみんなから好かれてるんだなと思いました。

笑えるけど真剣!真剣だけど笑える!
ユーヤさんは最強のロッキンローラーや!!
「ロッキンローラー」内田裕也という強烈な存在 ★★★☆☆
正直、あまり楽しめなかった。
70年代的な粗野でパワフルでおおらかな雰囲気が、
何だかリアリティーが感じられなく、
感情移入も感嘆もできなかった。
そのせいで楽しめなかったと思う。

吉田豪が昨年復古した勝新ものの方が、
当時の風俗や芸事に関しての的確な描写があって、
「破天荒だが天才」という勝新の姿がばんばん伝わってきた。
それに山城新伍の著作も含めて、
基本は上品。
本書は違う。あからさま。いい加減。
そこは悪いとは言わないが自分の期待とは違った。

ただこの本に書かれた、
内田裕也という人の半端じゃない感受性というか世界観は、
09年の現在に読むとものすごく楽天的に見える。
70年代というのはもっと暗くて鬱屈した時代だったと思うが、
そこは内田裕也という「ロッキンローラー」の強烈な個性なんだろう。
内田裕也がずっと愛されてきた理由が分かる。

こんなに不景気で社会不安が高まってきている現在は、
もっとベタな70年代的閉塞感を再現した読み物こそ、
読者は読みたいと思うのだが。。。