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THE Best of Roxy Music

価格: ¥2,002
カテゴリ: CD
ブランド: Virgin Records Us
Amazon.co.jpで確認
   音楽の世界を支配していたのがむさ苦しい長髪族とゴタクを並べてばかりのプログレ族だった1970年代初頭。そんな時代に登場したロキシー・ミュージックは、まるで別の惑星からやってきたかのように目立っていた。とてつもなく異質でものめずらしい存在だった彼らは、キッチュでアヴァンギャルドでありながら堂々たるポップであることによって当時のトレンドに強く抵抗したのである。ブライアン・フェリーが妖しく官能的なフロントマンなら、ブライアン・イーノは脱構築的な視点をもちこむ学識派で、彼らのやる音楽はクレイジーでセクシー、かつ知的だった。フェリーに冷遇されたことを不満に感じたイーノが1973年に脱退すると、ロキシーはまったく別のバンドになった。それまでのアート・ロック路線を捨て、上品で洗練されたポップ・ソウルを聴かせるようになり、より幅広いリスナー層を獲得したのだ。

   ロキシーの再結成ツアー(イーノは不参加)にあわせてリリースされた魅力作『The Best of Roxy Music』には、このバンドの両方の姿が記録されている。ただし、初期ロキシーの常識破りのスピリットが本作にも受け継がれたらしく、通常と逆の順序でトラックが並べられている。すなわち、新しいものから古いものへという順序でだ。このため、「Avalon」と「More Than This」というナイトクラブ調の気だるい1980年代のヒット曲、それにジョン・レノンの「Jealous Guy」の素晴らしいカヴァーがオープニングを飾る。次に中期に逆行して「Dance Away」や「Love Is The Drug」といった珠玉のナンバーが登場し、クロージングに「Pyjamarama」と「Virginia Plain」というエネルギッシュでとんでもなくハイなバブルガム・ポップが置かれるということになった。まともとは思えない構成ではあるが、バンドというものが――そして才能というものが――残すことのできる最高の置きみやげとして見逃せない一品だ。(Ian Gittins, Amazon.co.uk)

ブライアン・フェリー ★★★☆☆
アヴァロンやモア・ザン・ディスが好きで買うなら 
これではないですね 
ロキシー・ミュージックではなくブライアン・フェリーだと思うのです 
ブライアン・フェリーの”ベスト・オブ・LOVE”のほうがいいと思います 
このアルバムが悪いとは思いませんが・・・
この盤を買わないと聞けないだろう3曲が高い価値 ★★★★★
ほぼ、重要なRoxyの傑作が納められており、初心者ファンにはお勧めだが、
オリジナルアルバムを持っている人も結局はこのCDを買わざるを得ない。

なぜなら、オリジナルにはない3曲が入っているからです。その三曲は、
"Virginia Plain" "Pajamarama" "Jealous Guy"。
Roxyファンなら、Virginiaの吹っ飛んだギターとキーボード、Pajamarama
のイーノの摩訶不思議なシンセ、Jealous Guyのフェリーの陶酔ボーカル
(ジョンレノンの追悼曲です)、と、代替の聞かない3曲は必聴。

ロキシー、フェリーファンとしてはオリジナルアルバムに収められていな
いものにもいろんなところに佳曲があり、なかなか大変です。

この盤でロキシーを知った方には、次はAvaron、フェリーのBoys and Girls
というように、コレクションを広げて下さい。
これと「Viva!」があれば、 ★★★★☆
 充分です。しかし何をやってくれるかと思いきや、通常のベスト盤では考えられない曲順である。新しい順番に並んでいて、聴くにしたがって古くなっていくとは・・・・。
 おかげさまで若ければ若かったほど壊れていた彼らの音が理解できました。うーんブライアン・フェリー奴。いかした奴だよ本当に・・・。
20年以上を経ても失せないカッコ良さ! ★★★★★
ロクシーのオール・タイム・ベストで、手っ取り早く、彼らの魅力を知るには適切な一枚。活動期にはブライアン・フェリーの声やパフォーマンスが嫌いといった声もあり、日本ではメジャーな取り上げ方をなかなかされなかったグループですが、彼らの先進性や曲・演奏そのもののカッコ良さ(他に良い表現がないのですが)は、今でも失われていません。特に、再結成以降の「マニフェスト」「フレッシュ&ブラッド」「アヴァロン」の3作はいずれも劣らぬ作品(個人的には「フレッシュ&ブラッド」がベスト)。

この作品では上記3作での重要作「ダンス・アウェイ」「セイム・オールド・シーン」「モア・ザン・ディス」等々をはじめ、初ヒット「ヴァージニア・プレイン」、アメリカでの初ヒット「ラブ・イズ・ア・ドラッグ」、ジョン・レノン追悼作「ジェラス・ガイ」、素晴らしい曲が満載。ロクシーを聴いたことのない方は、是非、聴いてみてください。

ロキシー最高 ★★★★★
 70年代を代表するロックグループ、ロキシー・ミュージック。20世紀末のデカダンス(退廃主義)を巧みに音楽表現したように評価されがちであるが、混迷の21世紀初頭にあっても、その輝きは失われていない。同時代的にはファッション的にも扱われたが、ブライアンフェリーの目指した音楽は、一時の流行を狙ったものではなく、現代人の苦悩を普遍的、哲学的に解釈し、音符に表現したものと(今となっては)捉えられる。その屈折したコード進行、高度で洗練されたテクニックは今も我々の心を高揚させ、そしてなぜか安心させてくれる。