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24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: メディアファクトリー
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   ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズらのバンドを中心にした、1970年代から80年代にかけての英国マンチェスターでの音楽ムーヴメントを、地元のキャスターで音楽レーベルのオーナー、トニー・ウィルソンの視点で描く。レーベル「ファクトリー」の創設や、伝説のクラブ「ハシエンダ」の人気と迷走が再現され、音楽ファンには必見の作品だ。
   名カメラマン、ロビー・ミュラーによる手持ちカメラの撮影や、出演者たちの即興演技、主人公がカメラに向かって語りかける手法など、まるでドキュメンタリーを見ているようだが、れっきとしたフィクション。セックス・ピストルズのマンチェスターでの初ライヴなど当時の映像が、違和感なくドラマのワンシーンとなっているのには感心させられる。ハトを毒死させるシーンではワーグナーの「ワルキューレの騎行」を流し、オープニング・タイトルでは判読不能なほどグラフィックに凝り、お遊び感覚も忘れないマイケル・ウィンターボトム監督。テンポよく進む物語の根底には、成功と挫折というホロ苦いテーマが脈々と流れている。(斉藤博昭)
ファクトリーレーベル年代記 ★★★★★
当初言われていたようなマンチェスタームーブメント全般を扱ったものではなくファクトリーレーベルのオーナーのトニーウィルソンとその周辺の年代記ものとなっているため、当然スミスやストーンローゼスなどのマンチェの顔だが、レーベルの違うバンドは一切登場していない。前半は主にジョイディビジョンが、後半はハッピーマンデイズが話の中心となる。圧倒的に面白いのは後半で、ファクトリーレーベルの成り上がりと消滅と合わせてハッピーマンディズのメチャクチャな暴れぶりが興味深い。演じる俳優もかなり雰囲気の似ている人たちを起用しているようだ。全体としてトニーが狂言回しとなり、ムーブメントの喧騒を第三者的に捉えているので、熱気よりも妙に冷めた感触となっている。評論家達からは殆ど無視されているマッドチェスタームーブメントがやっと映画のネタになったと個人的には5つ星の内容だが、バンドとかの前提知識のない普通の映画ファンが見たらどう映るのかは全く分からない。マッドチェスターという単語に何も反応しないような人は見るべきではない作品かもしれない。
factory's work ★★★☆☆
映画の出来はあまり良くないように思いましたが、自分の音楽体験を追体験するような映画の内容でしたので、懐かしく、楽しめました。パンクの誕生からニュー・ウェーヴ、アシッド・ハウスへと流れていくUK音楽シーンの一端が見られます。
主演のスティーヴ・クーガンは(このあとジャームッシュの映画にも出てましたが)イカサマ師っぽい感じを醸し出していて、なかなかよかったです。
ただ映画はひとつのレーベルの誕生から崩壊を通して一時代の音楽/ドラッグ・カルチャーを描ききったとはいえ、どこか中途半端な感じは拭えません。監督が描きたかったのは、トニー・ウィルソンという人間なのかfactoryが扱った音楽そのものの魅力なのか、映画の幹になる部分が拡散してしまって、よくわかりませんでした。
私はfactoryの音源に特別な思い入れがあるので面白かったけど、UKの音楽シーンに興味のない人たちが見て、果たして楽しめるのかな。
原作を超えるようなサプライズはなく、映像も音楽の使い方もイマイチ切れが悪く、センスよく感じられなかったのは残念です。これを見た人たちがfactoryのCDを探してみたいと思うような映画にしてほしかった。
ロマンの果てにあったもの ★★★★☆
最後まで見たら、どうしようもなく泣けてきた。夢を追いかけてきた結果がこの有様で、でもトニー・ウィルソンを筆頭としたハシエンダに集ったバカな男たちは曇り空の下で妙にスッキリした顔でハッパを吸っている。このラストシーンは本当に最高だ!

「24 時間パーティー」なんて出来っこない事は判っているが、あの時代はそれを信じていた人たちがいたからこそ生まれたのかなと。でもそうやって信じていた裏には「いつか終わるもんだ」と言う醒めた気持ちも多分に混ざっていたと思う。そうでなければあれだけ享楽的になれるものだろうか。そしてパーティーが終わった朝がそのままエンディングとなる。その終わり方と言ったもう、たまらない。見ていてどうしょうもなかった。

そしてトニー・ウィルソンはあれだけの失敗をしたにも拘らず未だに夢が忘れられないのか細々とレーベルを運営している。懲りない人ではあるが、そんな人じゃなきゃ出来ない事もある。
愛すべきダメオヤジ ★★★★★
トニー・ウィルソンってNewOrderStoryで罵倒されてた印象が強くて、正直ファクトリーとハシエンダを潰したダメオヤジって認識しか無かった。
それだけじゃなかったんだなぁ。
彼は音楽の力を信じ、音楽を創造していくアーティストに誰よりも真摯に理解を示そうとしていた。
その不器用さや行き過ぎたロマンチシズムは滑稽だけど、そんな自分のポーズを最後の瞬間まで貫き通した彼の姿は、あらゆることに折り合いをつけて生きている僕には余りに眩し過ぎて涙が出た。

病んでるんかな?
イギリス版「54」って感じでしょうか。 ★★★★☆
1970年代のイギリスはマンチェスターで一大ムーブメントを起こしたインディーズレーベル「ファクトリーレコード」とクラブ「ハシエンダ」。UKロックを代表するこの二つを設立したトニー・ウィルソンの物語。

……というのは、DVDを再生して初めて知ったコト。
ただジャケの雰囲気だけで、内容も読まずに借りたもんだから、さぁ大変。なんせオレは知ってる海外バンドの8割が「ジョジョの奇妙な冒険を読んで知った」という人間だから、ジョイ・ディヴィジョンとかニューオーダーとか言われてもちんぷんかんぷん。

そんなわけで、僕の知らない「有名人になる人たち」がこぞって現れてくる序盤はあまり楽しめなかったんですが、「ハシエンダ」を設立し、ブームになって大騒ぎし、終焉を迎えるまでの中盤以降は、普通の映画として楽しめました。イギリス版「54」って感じでしょうか。
70年代にはちょっとした憧れを持っていて、お祭りよりもそれが終わった後の雰囲気が好きなオイラとしては、なかなか面白い映画でした。

映像のセンスがなかなか面白くて、中盤以降の「ロックな伝説」映像の再現フィルムなどはかなり笑ってしまった。日本のインディーズでのロックな伝説は尾ひれがつく場合が多かったけど、こっちは妙に真実味があるんだなぁ「300匹の鳩にネコイラズを食わせた」とかも。なんせ銃のある国だからネェ(偏見)

もうちょっとUKロックの歴史を知ってたら、もっと楽しめたんだろうケド……そこだけが残念。