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椿と花水木―万次郎の生涯〈上〉 (幻冬舎文庫)

価格: ¥864
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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中浜万次郎 ★★★★★
ジョン万次郎の英雄譚はぼんやり知っていても、

米国市民ジョン万次郎が、米国で正規の教育プログラムを受けて、高等教育を経て

きちんと資格をもった同世代の米国の船長のなかでも特に際立った能力を持ったエリート船長さんだったことを知ってる人はあまりいないと思う、

日本に帰ってこなければ、使い切れないほどの財産を残して子々孫々まで豊かに暮らせたような上級市民だったのに。

帰ってくれば身分も無いような扱いだ。

俺なら帰らなかったのに、万次郎は帰った。

なぜ???


若い衆がこの本みつけたら絶対読め!

椿と花水木ー万次郎の生涯(上) ★★★★☆
ジョン万次郎のことが、よくわかりとても興味深いです。
ホイットフィールド船長に乾杯! ★★★★★
ご存知ジョン万次郎の漂流記です。家族の生活を支えるために働いていた少年が、貧困から抜け出すべく船乗りになり、初めての航海で遭難する。不幸のどん底から始まるこの物語は、外国船に救助され、その船長の人柄により、夢のサクセスストーリーへと生まれ変わります。主人公の努力や才能はもちろんですが、出会う人によって人生が大きく変わる!津本作品の傑作だと思います。上下巻いっきに読み通してしまいました。ドックウッドと呼ばれる花水木が、どんな木なのか知りたくなります。
目の前に万次郎がいるかのように面白い ★★★★★
私が「歴史小説」で他の人に薦めるとしたら、絶対これ。
万次郎の故郷、土佐の言葉の表現が多いので、まるで万次郎が目の前にいるかのように、どんどん引き込まれていく。上、下巻の2冊ものだが、面白いので、あっという間に読み終えてしまう。何度読み返したかわからない。

いつも泣けてしまうのは、万次郎が鎖国時代の日本に戻り、お母さんと再会した場面。

また、ペリー来航であわてふためく江戸幕府と、幕府に翻弄されながらも活躍する万次郎の姿を描いているところも非常に興味深く読める。
アメリカ時代の旧友や恩師との再会も感動的。

運命を切り開く男の話 ★★★★☆
ご存知ジョン万次郎の生涯。万次郎の生涯を知らない人にはページをめくりながらハラハラドキドキの連続である。読みやすい文体とヒューマンドラマとしての面白さが重なって時の経つのも忘れて読みふけってしまう。運命の不思議さに感じ入るよりも、万次郎のチャレンジャースピリッツが運命を切り開いていくことに清涼感を感じるでしょう。