このアルバムからは自分が知っている限り2つの曲が映画のタイアップに使われてます。
3.The Hearts Filthy Lessonはデヴィッド・フィンチャー監督の「Seven」に、
16.I'm Derangedはデヴィッド・リンチ監督の「Lost Highway」にエンディング、
オープニング等で私用されてます。
ファースト・ネームがみんなデヴィッドというのがちょっと仕組んだみたいですが…
またこの2本の映画の仕事から、NINのトレント・レズナーとの交流が深くなっていきます。
上記の2曲は非常に完成度が高く良い曲ですし、強迫的なビートが響く6.Hallo Spaceboy、
ハウス風の曲調から始まり、次第に音が洪水化していく11.、エコーのかかった空間にボウイの声やノイズ、
そして印象的なドラム音に数々のサンプリング(銃声や歓声など)が入る12.
、
ハイテンポでAphex Twinを思わせる曲調の14.もかなり好きな曲です。
ラストの20.Get Realは子気味良いミニマルなドラムとギターが気持ち良い曲です。
ボーナス・トラックとして扱うみたいですけど、これがあると聴き通した時に大分気分が違います。
ボウイの中ではあまり有名なアルバムじゃ無いですが、収録時間の長さを除けばかなりオススメです。