ジョージ（ジョセフ・コットン）とローズ（マリリン・モンロー）はナイアガラ滝の近くのホテルに部屋をとっていた。ジョージは朝鮮戦争の後遺症で精神が不安定だった。ローズはそんな夫につめたい。彼女には若い愛人がいたのだった。そして愛人と共謀して夫を殺そうとする。情緒不安定な夫は自殺に見せかけるのに都合がよかった。
　セクシーなモンローは不貞の物語のヒロインにふさわしい。左右にお尻をふりながら歩くモンローウォークは男の眼をひきつけないではおかないだろう。この映画はモンローの魅力につきる。このとき２７歳ではじめての本格的な主役だった。妖艶な眼差し、とろけるようなハスキーヴォイス、しなやかな曲線美は本作で開花したのだった。
　大瀑布も本作の流れに欠かせない要素でサスペンスを盛りあげている。ストーリーはありきたりかもしれないが、ナイアガラは現地で見るよりもある意味迫力を感じさせる。世紀のセックスシンボルの誕生の映画。

ストーリーは、どこにでもあるサスペンスものです。しかし、ヘンリー・ハサウェイ監督の力量がこれだけの後世に残る映画にしたのでしょう。もちろん、マリリン・モンローの魅力も忘れてはいけませんが･･･。
とにかく、この映画はナイアガラのＰＲ映画ではないかと思われるほど美しいナイアガラに溢れています。神秘的で、不気味でさえあるその姿が、この事件のバックとして実にいい雰囲気作りをしています。そうしたバックとしてのナイアガラの姿と本編のストーリーのバランスが絶妙です。この両者が引き立てあって、何ということのないストーリーに魅力を与えています。
そこにあの金髪のモンローの華やかさが合っています。しかも、彼女が残るのではなく死んで行き、ナイアガラの大自然だけが殺人事件などなかったかのように、変わらぬ姿を見せている。ここにこそ、この映画の魅力があると思います。

髪をブロンドにし鼻を整形してアメリカを代表するセックスシンボルこと女優マリリン　モンローは完成をしました、前年（ノックは無用）でその美貌を十分に観客にアピールをした彼女、ですが精神に異常をきたした可愛そうな女性という役柄は観客が彼女に求めたイメージではなく、映画会社はこの（ナイアガラ）に彼女を起用しました、そのあまりもの美貌、セックスアピールで男を食い物にし、破滅させる魔性の美女を好演した彼女、これこそがアメリカが彼女に求めた役柄でした、胸もあらわなセクシードレスは彼女だからこそ着こなせたのでしょう、映画の中でキスとう歌を披露、うーん、セクシー　ダイナマイト。