ドラキュラの活躍(?)は他の映画と同じようですが、その起源に関する解釈は斬新で“そうきたか!”という感じです。
カットされた部分が随分あり、背景にある宗教観など日本人には分かり辛いかもしれません。
しかし欧米でノーカット版を公開するのはあまりにもリスキーだったのだと思います。
死ぬことの出来ない悲しみを背負ったドラキュラもまた人の子で 罪を犯し毒づき 陽の光に焼かれても 神様のことを愛していたのだと思うと切なくなりました。
ひと味違った“ドラキュラ映画” お奨めです。
映画自体は完全にB級です。
発想がかなり興味深くいいものだと思うので
かなり残念な部分があります。
もっといい脚本も出来たろうしおもしろい映像になったと思います。
ジェットコースターのようにスピードのある展開を目指したようですが
重みが無くなり中身が空っぽになったという感じが否めません。
本当に残念。
ジェラルドがかっこいいということで☆☆☆