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アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

価格: ¥515
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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悲しくて・・・・「火垂るの墓」 ★★★★★
野坂の何ともに読みづらい文章を、やっと読みました。
悲しくて悲しくて、そして戦争のない60余年をもたらした
自民党の政治は、もしかすると、すっごい事だったのかなと
(先の総選挙で民主党に投票しました)思っています。
背筋が寒くなるほど、凄まじいまでの美しさ。野坂浄瑠璃の傑作の一つ。 ★★★★★
息子が小学三年生の時、『火垂るの墓』を読みたいと言って、正直、困ったことがありました。学校でアニメ映画を見て、よく分からなかった部分があったらしいのです。しかし困ったことに、小説の『火垂るの墓』の文章は、小学三年生にはちょっと(かなり?(^_^;;)難しいものでした。

「親が説明してやれば良い。」と思うかもしれませんが、ところがどっこい。野坂昭如の小説は、ただの小説ではありません。小説というよりは散文詩。むしろ浄瑠璃に近い。でも浄瑠璃の詞章(コトバ)を分かりやすく言い換えて説明するなんて、こんな下らないことはないでしょう?

親としては是非、このような作品は、子供が小説や詩を“読む力”を十分に身につけた後で、じっくり読んでもらいたいと思います。冒頭から、主人公の少年がぼろ屑のようになって糞まみれで死に、妹の骨の入ったドロップの空き缶が投げ捨てられた草叢から沢山の蛍が湧き上がる場面までの詞章の、凄まじいまでの美しさは、どうやっても他に言い換えることは出来ません。

本作はつい、戦争の悲惨や、作者自身の生い立ちに関連づけられてしまうのですが、それだけで語るのはむしろ、本作への冒涜でしょう。闇の中から立ち現れてはたちまちに消えゆく蛍の灯りに浮かび上がるものは、戦災も作者の境遇も超越しており、命というものの根源的な儚さとやるせなさ。厳しさと孤独。そして愛おしさ。決して戦争の悲惨を伝えるだけの作品ではありません。

アニメのヒットで「あのアニメの原作」と言われることが口惜しい。いわゆる「語り物」の伝統から切り離れた現代人にはいささかの“難曲”ではありますが、その分、他に稀な芸術的な高みまで達した、日本文学史上の最高傑作の一つであると思います。
アニメは見ていません ★★★★★
アニメを見る度胸がないので本を読みました。
私は戦争を知らない世代ですが、どうもTVの戦争ものは事実を美化しているような気がして原作を読んでみる気になりました。
浮浪児たちが死んでゆく現場、親戚から厄介者扱いされる様子、身内が死んだら死体の処理をどうするのか、といった現実的なことが事細かに書いてあり、そちらの方が印象に残りました。
ドロップの缶に入った妹の骨。それと蛍が飛び交う様子が目に浮かぶようで、筆者の筆力に圧倒されました。
わずか数十年で日本はよくここまで豊かになったものです。先人達の努力に思いを馳せました。
映画とは違う兄の姿が ★★★★☆
句読点が少なく、一文が異様に長い独特の文体で初めは読みづらかった。
小説の清太は映画と違って、単に「幼い妹を守りぬこうとしている健気な兄」ではなく、妹を時々性的対象として意識している場面が出てきました。野坂の作品によく見られる傾向だけど、やはりこの作品にも近親相姦の匂いがします。個人的には収録作品の義母と息子の純愛を描いた「プア・ボーイ」が好き。純愛とエロスは紙一重のギリギリの関係なんですね。
NHK TV Jブンガクの2009年6月に紹介がありました。 ★★★★★
NHK TV Jブンガクの2009年6月に紹介がありました。

火垂るの墓ではなく、アメリカひじきの紹介でした。

「一時しのぎ」
は、
Anything is better than nothing.
とのこと。

ちなみに、「アメリカひじき」とは、アメリカの紅茶とのこと。
特に不満な点はありませんでした。 ★★★☆☆
特に不満な点はありませんでした。