プログレッシブな高品質ソロ
★★★★☆
DREAM THEATERのシンセ奏者、ジョーダン・ルーデスのソロ作。2004作
ソロ名義としては4作目となり、今作もプログレッシブで超絶技巧たっぷりの力作だ。
盟友ロッド・モーゲンスタインをドラムに迎え、イスラエル出身の新鋭ギタリスト、ダニエル.Jをはじめ、
ジョー・サトリアーニ、グレッグ・ハウ、ヴィニー・ムーア、スティーヴ・モーズ、キップ・ウインガーら
名うてのゲストが参加し、ハードフュージョンがかった軽やかさとプログレ的な遊び心たっぷりで
楽しませてくれる。テクニカルなことをさらりとやってのけるセンスは相変わらず素晴らしく、
豪華メンバーを従えて、これだけ自由に質の高い作品を作れるシンセ奏者は、
おそらくDEREK SHERINIANとこのルーデスくらいのものだろう。
最高にアグレッシブな鍵盤黒魔術!!!
★★★★★
2004年、Jordan Rudessのアルバムです。
製作期間が2週間ということで、即興性が強い、アグレッシブな曲が多いです。
DREAM THEATERのLiveでの、Jordan Rudess Keyboard Soloのイメージが、最も近い雰囲気だと思います。
tr. 4,8がボーカル曲(Voは、Kip Winger)、他はインスト曲。
演奏は、
Jordan Rudess (Key, DREAM THEATER, THE DIXIE DREGS),
Rod Morgenstein (Dr, THE DIXIE DREGS, WINGER), Daniel J (G), Kip Winger (Vo, WINGER)
Gソロは、ゲストで、
Joe Satriani (tr. 2&3, CHICKENFOOT),
Steve Morse (tr. 5&6, THE DIXIE DREGS, DEEP PURPLE), Greg Howe (tr. 4&6), Vinnie Moore (tr. 1&7, UFO)
その他ゲストは、
John Gush (Acoustic G), Dave Larue (B, THE DIXIE DREGS, Steve Morse Band), Bill Ruyle (Tablas) です。
「素晴らしいシンセソロ」、「シンセ vs ギターのバトル」などなど、
Key系もG系も、存分に楽しめる曲・演奏が、目白押しです。
「DREAM THEATERファン」「LIQUID TENSION EXPERIMENTファン」「Jordan Rudessファン」を中心に、
「鍵盤系インスト・ファン」「ギターインスト・ファン」etcにも、広くオススメです。
特に、「DREAM THEATERでのJordan Rudess Key Soloが好きな人」に、最もオススメしたいです。
ドリームシアターでは出てこないサウンド(笑)が、縦横無尽に繰り出される充実の仕上がり!!
★★★★☆
2004年リリースのソロ3作目(にあたるらしい)・・・正直前2作は聴いた事がないですが、それよりはハードな仕上がりだと思います(確か全部一人で演ってましたね)。ケヴィンムーアやデレクシェリニアンが在籍していた事を微塵にも感じさせないほど、ドリームシアターにおける彼の貢献度は測り知れないものがありますね。彼ぐらいの超絶技巧ミュージシャンであれば、前作同様一人でアルバム制作できたと思いますが、敢えて素晴らしいギタリスト等を起用した事が、このアルバムを単調な自己満足レベルにとどめなかったポイントになっていると言えます。ライナーを読むと各ミュージシャンとデータのやり取りで制作されていて、とにかくテクノロジーを駆使してのアルバムと言った感じです。ドリームシアターではかなりキーボードの音色は制限されている(している?)印象がありますが、このアルバムでは自分の思うがままのサウンドを披露していて、彼本来のスタイルを再認識させられます!参加ミュージシャンは、ロッドモーゲンステイン(Dr)・デイヴラルー(B)・キップウィンガー(Vo)・ジョーサトリアーニ(G)・スティーヴモーズ(G)・グレッグハウ(G)・ヴィニームーア(G)等・・・ドレッグス・ウィンガー・シュラプネル系周辺ですね、納得!!このCDはエンハンスドになっていて、本人のコメント映像が見られますよ。それにしても彼のソロは、本当ギタリストみたいで凄まじいよなあ・・・。