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昭和残侠伝 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東映ビデオ
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   敗戦直後の浅草露店商街を舞台に、復員して新しいマーケットを開拓しようとする神津組の寺島清次(高倉健)は、それを妨害すべくいやがらせを始める新誠会に対して、ついに堪忍袋の緒が切れて、客人・風間重吉(池部良)とともに殴り込みをかけていく…。
 『日本侠客伝』『網走番外地』と並ぶ高倉健の大ヒット・シリーズ第1弾。敵の理不尽な仕打ちに寡黙ながらも果敢に立ち向かう男の美学は、当時学生運動に身を投じていた若者たちからも熱い支持を受け、結果として9本が製作された。健さんと池部良が殴り込みに向かうときの長い道行きシーンで挿入される主題歌『唐獅子牡丹』も大ヒット。監督の佐伯清は、本作を含めてシリーズ中5本を演出している。(的田也寸志)
健さんがいればいい! ★★★☆☆
 見ていて思い出した。この映画は確かに20年位前に見たものである。多分、自分が少しやくざ映画にはまっていた頃のことだ。が、それにしても良かった。ストーリーははっきり言ってどうでもいい。ただ、そのなかでキラキラ輝く高倉健さんに陶酔だ。池辺良もいい。なんといっても、冒頭、仁義を切るところは渋い。僕としては仁義を切るシーンだけを集めて作品にしてもらいたいくらいだ。内容云々ではなく、僕の人生の一ページの作品だ。
昭和の時代に育った男のバイブル。 ★★★★★
この映画を観ると昭和の時代に生まれた自分達がここに出てくる男達と同じ美意識を刷り込まれて育ったことを実感してしまう。
今の世代には理解できないかもしれないし、主人公のこのような行動は本当に馬鹿馬鹿しいことだと思うのだが、激しく共感をしてしまう自分を否定できない。
復員してきて、組長が死んでいたことを知り、遺書を聞いてからのリアクション。
自分の許婚が既に別の男と所帯を持っていたことを知ってからのリアクション。(これは一度ならずも複数回リアクションがあるがそのどれも)
自分の子分が殺られ、土地までも奪われそうになったときのリアクション。
銃を向けられて脅されたときのリアクション。
最後一緒にカチコミに参加したいと申し入れる客人(池部良)に対するリアクション。
おそらくその後の同類の映画やテレビ等でもこのリアクションに基づく美意識が浸透していったはずで、自分としては男ならこのリアクションしかありえないと感じてしまっている。
良い悪いの論議は別として、昭和の時代に育った男のバイブルだろう。
凛然とした魅力 ★★★★☆
1960年代後半の学生運動が盛んだった頃、学生たちが好んで仁侠映画を見たという話をその世代のある作家が書いていた。
話は任侠道の美風を守る神津組の受難と最後に訪れるカタルシス。
高倉健演ずる清次の魅力は、自分の命も顧みず組の「庭場」を生活の根拠とする露天商やその家族、組員のために奮闘する一途な姿にあると感じた。些かの私心も介入させないその姿は、主君に忠勤を尽くす武士の様でもあり、会社のために過労死すらするサラリーマンの「理想型」を示しているように感じられた。ただ、それが何故往年の学生の心を捉えたのかは、却って謎が深まった。彼らはそういう「理想型」こそを批判していたのだばかりと思っていたのだが。。。
一番気に入ったのは、仁義を切る場面である。些か緊迫したその場面は「渡世の掟」の一端を垣間見るようで、任侠道への興味を掻き立てた。この映画には紋切り型という表現には収まらない、一種の形式美を感じた。