最高傑作
★★★★★
エイズや認知症を題材に、家族を始めとする人間関係を通じて繰り広げられる、深い愛情を描き切った感動作です。
特に、後半に入ると、練り上げられた構成、幾重にも張られた伏線から生まれる高密度な台詞、力量ある役者たちの演技、美しい映像が、重なり響き合うようにして、物語の核心に迫ってゆきます。
きっと誰もが、悲しみではない、心の底からの涙を流されることと思います。
そして、観返される度に、新たな気付きや発見があるのではないでしょうか。他のドラマとは一線を画する、この「深さ」こそ、「ありがとうございます」という物語の真骨頂であるからです。
私的には、韓国ドラマの最高傑作です。
とにかく観てほしい!!!
★★★★★
もう、何度見直したでしょうか。。。 それはそれは素敵なドラマです。
素晴らしい脚本に素晴らしい役者さん方!!! あっぱれでした(拍手)
一日に一度でもいい事しなきゃっ!! って、思い、しばらくは意識しました。^^;
かわいい修行僧が「1BOX」 の方で登場するのですが、とても素敵なシーンです。
仏教の本を数冊購入するほど心に響きました。
ピュアな気持ちで私の方から、この作品に『ありがとう。』を言いたいです。
ミスター・リーのチョコパイの奇跡に泣かされ、生きる希望に沸く!
★★★★★
このドラマは、いわゆる医療モノではない。あくまで<許し>と<愛>と、タイトルから感じるように<感謝>にテーマを置いた人間ドラマである。
最初のタイトルは「私たちがいた」だったらしい。しかし、ドラマを見終えると、この「ありがとうございます」が一番合うことに気がつく。
中でも、影の主人公とも言える、認知症のミスター・リー(シン・グ)が後半では、台詞が少ないながらも困難に陥ったボムやヨンシン、ギソを温かくサポートする側に回っていく。ラスト2話は号泣必至であり、それが不思議にも悲しみの涙でないことに視聴者は気づくだろう。
そして、ラストシーンの主人公たちの笑顔を今でも決して忘れることができない。
今まで見た韓国ドラマでここまでヒューマン性と、心の成長を捉えた温かいドラマを見ていない。生きることの希望を最大限に表現した魅力に溢れた最高の作品だと、私は思う。(^_^.)
・・・できれば、続編を見たい!(爆)16話は短すぎる。また、今回のBOXの特典映像は見ごたえがあります。
泣けるだけでいいのかな
★★★★☆
韓国ドラマによくあるパターンの設定が底流にある。
天才的能力を持つ若手医師で、母親は財閥の事業家。心に傷を持ち、傲慢で協調性がない。
それが、逆境にもめげない素直で純真な女性に出会い、変わっていく。
違った味付けは女性がシングルマザーで、可愛い娘は輸血によりエイズを患っていること。
その原因を作ったのが医師の恋人であり、自身は医療ミスを悔やみながらガンで死ぬ。
エイズに罹っていることを島の人々に隠し、8歳の娘には、血を流した場合自力で対処するよう教え込む。
しかし痴呆症のひいおじいさんの口から島の人々にばれ、忌み嫌われることになる。
ドラマを通して、まだまだエイズに対して無理解と誤解があることを訴えたかったのだろう。
だが、緊急の輸血にしろ、病院側に医療行為に対する責任はないのだろうか。
後のケアや補償をしないのだろうか。
本人のせいではなくエイズになった少女を、母親と保健所の医師・看護師だけで守れるのか。
担任の教師や周囲の理解があってこそ、安全に学校生活が送れるはず。
前提となる事実設定に疑問があり、どうも話に同感しきれない気がする。
チャン ヒャクの兵役後復帰作だが、個人的には「大望」の一途で真っ直ぐな主人公役のほうががいいと思う。
医療問題のほかにいろいろ秘密を作って、話をくどくさせすぎである。
刺激的味付けがすきな国民性なんだろうか。