切り離した自分に気づく方法
★★★★★
1.自分の救い方 2.自分で出来るワーク 3.心の中の暗く虚しい穴
4.たとえば、パチンコのやめ方
こんな構成で出来ている。ゲシュタルト療法の詳しい解説ではないが、
自分で実践できるように書かれている。プラス思考をしようとか、頑張ろう、
応援しているよ的なハート・ウォームな言葉を並べたような本ではない。
詩の形で語りかける「1.自分の救い方」を読んでほしい。
知らない間に切り離し、分裂させてしまった自分の心に気づき、
再び一つに戻すための道が示されている。
柔らかく、やさしく心を抱きしめられているようで温かい。
これは、ゲシュタルト療法の心そのものだ。
他の章もすべて、見失ってしまった自分の心を発見し、もう一度
自分を生きようよ。という呼びかけと励ましが詰まっている。
「4.たとえば、パチンコのやめ方」は、「たとえば」とあるように
パチンコだけに限らないで、依存してしまっている何か、ギャンブル・
飲酒・買い物中毒などなど・・・から自分を解放するための手引き書と
なっている。一読、心が軽くなること請け合いだ。
ゲシュタルトワークが何か知らなくても大丈夫。心が温まり、希望が湧いて
くる本だ。おすすめの一冊。