目次から気になるところを見つけて読んでもよいし、ページをめくりながら自分の好きなところを読んでもいい。
そこからのやさしい問いかけが、これまで自分が意識しなかった部分を見つめるきっかけとなる。
47の中に、どこかに自分が心をとめるところがあるはずだ。
あらためて問いかけられることによって、初めてイメージすることを試みる事となる。
それによって感じられるものは何なのか。はっきり見えてくる人も、
ぼんやりイメージするだけの人も、自分の生きてきた過去、
そして未来を見つめ、今をとらえることへつながる。
大きな壁にぶつかって疲れ果てている人にも、漠然とした焦燥を抱えている人にも、どんな人にとっても、
いままでの自分の概念にとらわれない、新たな内面を発見するのに有効な一冊となると思う。
私はこの本を、遠方で、励ましに行ってあげられない悩み多き後輩のために
送った。明日からの人生をより力強く生きることができるようにと願って。