インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

価格: ¥1,050
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
エンダーはどこへ新しいことを習いにいけるのか? ★★★★★
 どの分野にも名作というものがあり、長く読み継がれる一握りの作品があります。名作にはいくつかの条件があると思います。まず、名作は読者を選びません。本作は、下はエンダーと同じ位の中学1年生前後であれば読むことができ、年間100冊本を読むヘビーリーダーの厳しい批評にも耐えうる厚い内容になっています。また名作は読み手によりいかようにも解釈ができます。本作は少年の成長物語という一面を持っていますが、努力による単純なサクセスストーリーではありません。成功の過程での嫉妬やいじめ、成功者の苦悩など丁寧に描写されています。

 エンダーの兄のピーターや姉のバレンタインとの対比や愛憎も切り口として読むこともできます。天才として苦悩するエンダーと他人が自分について何を最も嫌っているかを見てとって、いじめることのできるピーターを神と悪魔の対立軸を設定していますが、終盤になるとどちらが悪魔なのかが曖昧になってきます。善や悪の定義が如何に曖昧かを私たちに示しています。

 最後に本レビューでは訳文についての意見が少なからず書かれています。しかし、本作が翻訳されたのが1987年であること考えると日本語自体が変容してきていることを勘案されるべきなのではないでしょうか。その意味で本作もロング・グッドバイや夏への扉[新訳版]同様新訳されて読み継がれていくべき作品なのではと思いました。本作は、多感で感受性の強い若いうちに読んでおくことをお勧めします。しかし同時に成熟した大人の読者をも満足させることのできる希少な名作といえましょう。
徹底的に面白い本 ★★★★★
「天才」や「救世主」という設定だけがあって、
結局その人の何がすごいのかよく分からないまま都合よく大団円という映画や小説をよくみます。
しかし、本書にはそのようなことはありません。
本書には6歳の天才が一体どうやって世界を守るのか一部始終書いてあります。
そこにごまかし・甘えはありません。
天才を徹底的に書いている。それが徹底的に面白い。
断言します。傑作です。
読ませる。感動出来る。 ★★★★★
引き込まれます。一気に読めました。そしてその最終章の展開は何だっ!著者は感動職人です。反則としか言いようがない面白さ。とにかく「面白い」小説です。これこそがSFの面白さだと思う。そう。SFとは「小説の」一ジャンル。「SF映画」なんてモノはここ数十年存在ていないが、これを指輪物語並みのクオリティーで映画化出来たらSF映画と読んでもいいと思います。
この訳でも充分面白いよ ★★★★★
200冊を超えるSF小説を読んだおれが、長編の第三位にランキングしているのがこの本である。読みやすいし、泣けるし、知的だし、オチてるし、良心を感じさせるし、子供に読ませたい(もちろん大人にも)本として最適である。
SF入門書には何がいいか、迷ったらぜひこの本をすすめてあげてほしい。
老若男女に喜ばれるであろうと思っている。

レビューで訳がひどいと文句をつけている人が多いが、
この訳でも充分多くの人が感動したという感想を残しているので、
安心してご購入ください。
ストーリーは良いが訳が最悪・・・ ★☆☆☆☆
ストーリーの良さが際立つので訳のひどさがこの作品を台無しにしています。
訳された文章を再度自分で読みやすいように再構築しなければ何を言いたいのかわかりづらい部分が多く読むのに時間がかかります。(非常にに稚拙な訳文です。この人本当に翻訳家?)
内容5点中4点、訳0点といったところです。