私は８０年代の洋楽とくにパンクとかが好きだったのですが、最近、こういう音楽がなぜか心にしみるようになりました。

何故なのでしょう。自分でもよくわかりません。

私の一番の好みはレインです。中森明菜さんとのデュエットがしみます。ひさしぶりで中森さんの曲をきいてみたくなりました。

計算仕事をしながらくりかえしきいています。そしてくりかえししみています。

どの楽曲も素晴らしいのですが、なんといっても「サイレント・イブ」の大貫妙子とのデュエットが一番です。オリジナルを超えた出来栄えだと思います。大貫さんが歌うと完璧に彼女の世界になってしまうのはさすがプロ、といったところでしょうか。
稲垣さんはあえて前面に出ずにパートナーをバックアップする感じがしますね（笑）
女性陣ものびのび歌っていて、非常に心地よい。中森明菜との「ドラマティック・レイン」も秀逸。彼女の歌声がこんなにカッコイイとは！嬉しい発見です。

男と女1と2をほぼ同時に購入、聴き比べました。
やはり1の方が圧倒的に良いと思われます。彼の歌い方は少し癖があり、アルバム2枚連続して聴くと少し
嫌みになってくるところがあるのですが女性陣がカバーしております。
面白いもので女性陣との相性もあるようで、
彼は少しひいて女性陣をサポートするように歌っているほうが曲としてはまとまるようです。

個々の曲では1に収録されている悲しみが止まらない、セカンドラブが出色です。
どちらかと悩んでいる片でしたら１をお勧めいたします。
1を買うと2も買いたくなると思いますが。。。

稲垣さんはデビュー前にFMで紹介されていたので、デビューシングル・アルバムから買いました。
「雨のリグレット」も「246:3AM」も実家にお皿で残ってます。
25年ぶりくらいに「稲垣潤一」がクレジットされたCDを買いました。

稲垣さんは、楽曲によって歌唱が変わらない（充分にうまいのですが）印象があって、それは長所にも短所にもなると思っていました。
正直に言うと、オリジナルアルバムを一枚聴くと、途中で飽きてしまうことがあるのです。
曲調を変える目的で、他者からの楽曲提供を受けることが中心で、稲垣さん自身があまりソングライターとしての仕事に力を入れてこなかった要因ではないかと思うのです。

そうかデュエットという手があったのか...。
女性ヴォーカルとのデュエットによって、稲垣さんの歌唱の安定感が、これでもかと長所になっています。

選曲と人選のセンスが抜群。
必ずしも歌唱が卓越した女性シンガーばかりではない気がするのですが、これが稲垣さんの安定した歌唱と重なると、一曲一曲非常に個性的な印象に変わります。
誰とどの曲を歌うかも一ひねり入っていて、「面白い」のです。

中森明菜さん
音符どおり音を拾うとか、声域が広いとか、声量があるとかいう点では他にもっと上手い歌い手さんがいるのでしょうが、彼女の声には他に類を見ない「情念」というか「色気」がありますね。
歌姫シリーズをラックから引っ張り出して聴いてみようかと言う気になりました。

太田裕美さん
だめです。新しいアレンジでデュエットで、やっぱり涙腺を刺激されました。
年齢を重ねてもこの声。
やはり貴重です。

カヴァーブームが言われていますが、企画の面白さでは特筆モノの一枚でした。

このアルバムに露崎春女を迎えたのはとてもセンスがいい。
しかも大好きな「あの日にかえりたい」をduetしているので、即買いました。
ただ露ちゃんのハイトーンボイスがいかされる曲ではないので、痛し痒しです。

全体としては、ハモリが練りこまれていてしっかり制作されていると感じました。

もちろん２も買いました。