ワクワクする「学び」!
★★★★★
学ぶことは必要だと分かっているけど、日頃の仕事にかまけてなかなかできない、研修に参加してもつまらない。そんな方にオススメです。この本では、22の具体的な「学び」の方法が紹介されています。それも1人で、2人で、チームで、組織で、といろんなレベルで実践できるように構成されています。記述も簡潔で、要点をおさえており読みやすいです。 この本を読んで改めて「学び」の楽しさを思い出しました。
総論大賛成!各論疑問?
★★★☆☆
100年に1度の金融危機で派遣社員がバタバタくびを切られ、大手優良企業が
こぞって赤字決算報告をしている昨今、「学び続ける力」は個人にとっても組織
にとっても、なければ負けてしまう切実な課題になっていると思います。
企業において資金運用や投資、新しい技術の導入には熱心な役員や管理職たちも、
社員がベストのパフォーマンスを引き出すためにいったいどれだけの努力を
しているでしょうか。一方、トップや人事担当者は社員を効率的に働かせて疲弊さ
せる事が組織を成長させると思っている人が少なくないと思います。それは間違いで学び
のリーダーとは社員たちの眠ったままでいる潜在的な力を気づかせ、それを使い
こなせるように支援する事であると著者は言います。巻頭のプロローグでまさに
自分が課題としている事案に明快に答えていることから大変期待して読み進めま
した。本書では22の「学び」のフレームワークが紹介されています。一読して感
じたのは「言うは安し行うは難し」といったところでしょうか。それぞれを見る
と半分は一般的な自己研鑽、半分は研修の方法論で、所謂「学び」の箱が紹介さ
れてだけで、それをどうやって実施するかという「魂」が込められていません。
始めに「やる気」ありき、「高いモチベーション」ありきで、実施するに当たっての
「仕掛け」が書いていなかったのは残念でした。その点どうやって本書で言う
「学び」をする気になるかを考察している『組織を変える「仕掛け」』(高間邦男・著)
の方が優れていました。誰でも毎日5km走ったり、毎月10冊本を読むことができる
わけではありません。自分、もしくは部下をどうやってその気にさせるかが前提
になっているのでそこまで成熟していない個人、チーム、組織では効果的な実施
は難しいのではないでしょうか。
総論大賛成、各論疑問というのが率直な感想でした。
「学び」のテクニック22種類
★★★★☆
企業によっては「足の引っ張り合い」や「失敗しないこと(減点されないこと)」が、評価や出世に影響する風土がある。そんな企業活動ではダメで、お互いに「切磋琢磨」するような風土がなくては、企業は伸びていかない。そんな組織にするためには「学び」が必要である。
しかし講師を招いてパワーポイントで講演を聴く。それだけでは「学び」とはならない。また身にも付かない。
実践的で役に立つ「学び」のテクニックを22種類を紹介している。
具体的な事例を紹介し、その後にその要点を解説しているため、理解しやすいものとなっている。
学び方を考えるにはちょうど良い
★★★★☆
本書はいろいろなレベルでの学び方を紹介している。一人での学び方、二人での…、そして集団での…。
本書はその学び方のレベルでの向上性であれば、集団が一番ベストであるとしている。しかしながら、それぞれでの効率良い手法も説いているので、いろいろな面で「学び方」に関しては参考になりました。
学ぶ方法は、いろいろあるんだ!
★★★☆☆
「一人で学ぶ」「チームで学ぶ」などのカテゴリー別に、22個の学びの手段が、紹介されています。一つ一つについて、実際どのように行うのか、注意点、効果等が説明されています。また、事例を通じて、実行のイメージがわくように、工夫されています。少しですが、各方法を実践するときに参考になる文献も上がっています。内容は、OJT、会議の方法、ITの活用、研修のあり方など、広い範囲にわたります。
薄い本ですが、ポイントが、しっかり押さえられた印象の本です。文章の読みやすさも手伝って、ささっと読める本です。
仕事に追いまくられてるなぁとか、組織能力が向上しないなぁ、、と感じている方には、参考になることがあると思います。