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アンの幸福 (完訳 赤毛のアンシリーズ 4)

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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<明日><今><過去> ★★★★★
ギルバートとの手紙を通して物語がすすみます。
校長として着任当初からの不遇を跳ね返していくアンの生き方、個性的でユニークでウイットに富んだ人がアンを囲んでいきます。幸福が取り巻く環境ではなくアンが「幸福」への道を探り出している話にも思えます。社会にでれば誰にでも理不尽なことに出会い、全く心を通わすことができない隣人に出会うと思います。そういう中でも生きていく私たちにヒントや勇気を与えてくれると思います。また本当の「ゆたかさ」についても考えさせられました。
番外編みたいな印象が・・・ ★★★☆☆
「赤毛のアン」シリーズ第4巻。サマーサイド高校校長になったアンの3年間が描かれています。

婚約者のギルバートへの手紙を盛り込んでの書体で、この時代の恋人たちはこんなにストレートな愛情表現で手紙をつづっていたのか!と驚きます・・・。
小さなエリザベスとの交流や、頑なキャサリンの心の壁を溶かしていく様子には、目がうるうるしてしまいます。

ですが、少女時代の雰囲気を残しつつも、思慮も分別もついて大人になっていくアンの姿に少々寂しさを感じました。さらに、全体的に話を詰め込みすぎているような気がする。いくつになってもアンの核はグリーンゲーブルズなんだから、マリラやダイアナとの交流の場面ももっとあってもいいのではと思います。
お手紙文学 ★★★★☆
本書はアンからギルバートに宛てた手紙のみで成り立っています。
小学校の頃、初めて読んだ時には、最初何が何だかわかりません
でしたが、次第に物語の中に引き込まれ、このような制限された
形式の中でこれだけの物語を作り出せるモンゴメリーの才能に圧
倒されました。
偉大なるお手紙文学です。
サマーサイドでのアンの新任教師奮戦記 ★★★★★
回り道をしながらも、真実の愛に辿り着いたアン。この「幸福」は、サマーサイド中学校の校長になった22歳のアンが婚約者で医学生のギルバートに宛てて書いた手紙から成り立っています。周りには上流家庭の一族など、アンを敵視する人々がたくさんいますが、ひょんなことからアンは信頼を得ます。(このエピソードも、かなり面白いです)アンが教師ということで、生徒たちのエピソードも書かれています。
またアンは同僚との人間関係にも悩みます。私たちも1度は経験している悩みをアンはどう乗り切っていくのか?私にとってはいろんなところで共感できる場面がたくさんありました。もしかしたら作者のモンゴメリも体験したことがあるのかもしれませんね。

そしてこの『アンの幸福』で新たに登場する、アンの下宿先の女中レベッカ・デューがまたいい味出しています。

新境地でのアンの活躍 ★★★★★
回り道をしながらも、真実の愛に辿り着いたアン。この「幸福」は、サマーサイド中学校の校長になった22歳のアンが婚約者で医学生のギルバートに宛てて書いた手紙から成り立っています。周りには上流家庭の一族など、アンを敵視する人々がたくさんいますが、果たしてアンはどうやって乗りきるのか!?

またアンは同僚との人間関係にも悩みます。私たちも1度は経験している悩みをアンはどう乗り切っていくのか?私にとってはいろんなところで共感できる場面がたくさんあります。もしかしたら作者のモンゴメリも体験したことがあるのかもしれませんね。

アンはよほど縁結びに長けているらしく、あちこちでカップルを成立させます。その恋愛談の1つ1つがバラエティーにあふれていて面白いのです。またアンの下宿先の柳風荘のメイド、レべッカ・デューやお隣に住む妖精のような少女エリザベス、アンを慕う生徒の1人ルイスなど個性あふれるキャラクターが続出!アヴォンリーの人々同様、愛すべきキャラクターの中でアンが繰り広げる活躍は、何度読んでも飽きません。
ちょっと残念なのは、アンの手紙の中でギルバートに宛てた恋愛表現が少ないところ。でもアンの生き生きとした書きっぷりこそが、愛情表現なのかなと思います。こういう手紙、貰う方のギルバートは読んでいて本当に楽しいんでしょうね。