読んでもなお,話が通じない理由も対策もわからない
★★☆☆☆
話が通じない理由をいろいろ分析している.ひとことでいえば 「非・論理的コミュニケーション」をしているからだという.しかし,私の経験では互いに論理的に話をしようとしていても通じないことがしばしばだ.この本を読んでもその理由や対策はよくわからない.いろいろな話が書いてあるが,あまり新鮮な話題はなかった.結局,知りたいことはわからなかった.
心を動かすコミュニケーション。
★★★★☆
コミュニケーションをする上では、多くの要素が絡まりあう。
論理的に考えたとしてもうまくいかないこともある。
論理的であることが、心の壁を壊すのではない。
下から積み上げて出来上がったメッセージが人の心を打つとは限らないのだ。
ステレオタイプの相手とこそ分かり合いたい。
★★☆☆☆
ステレオタイプの相手とこそ分かり合いたい。
と思ってヒントを求めて読んだが、残念ながら「それは無理」根回しや、更なる上役への訴えと言う無意味な記述しかなく残念。
その他に書かれていることは、大抵普通の人なら日常的に実行していることで目新しさは感じなかった。
再確認と言う意味では、文体も読みやすくまったく読む意味が無いとは言わないがそこそこ悩み続けてきた人にはヒントを与えてくれそうも無いです。
気楽に読めば
★★☆☆☆
非・論理コミュニケーションに関する独自の考察、分析が書かれているのかと思いきや、この本のコンセプトは非・論理コミュニケーションの理解と習得にあるようだ。内容は例文や図を多用しており、一応わかりやすいし、非・論理コミュニケーションを型に分類していく辺りは結構読み応えがある。なるほど、と納得する箇所もしばしばあった。
しかしながら、書かれているのはどこかで聞いたことのあるようなことばかりで、全体的に一般論の寄せ集めといった印象。しかもその説の根拠や原典紹介がほとんど記載されていなく、結果として不信感を覚えざるを得ない。また要所要所に外国との対比がみられるが、相手国の分析がほとんど成されていないので、どこか俗っぽい内容に成り下がってしまっているように見える。これらの点が非常に残念だった。
ハウツー本にはあまり触れたことがないので、そういう観点で本書がどうなのかは判断できないが、タイトルに惹かれ手にした者として、星二つを付けさせて頂く。
もしかしたら、かなり気楽に読むべき本なのかもしれない。
ヒントを行動につなげる感性があればお勧め
★★★★☆
人が二人以上集まれば組織が生まれ、そこには常にコミュニケーションの問題がおこる。情報のあふれる現代では、データや事例を用いた論理的なメッセージが重視されがちだが、現実の場面では、話が通じるか通じないかは理屈ではないところが大きい。
本書ではそんな「非・論理コミュニケーション」の仕組みを、多角的に紹介している。しかし理論の主張に終始せず、実際にありそうな会話の例も示すなど、理解を助ける配慮も忘れていない。
この本一冊を一度読んだだけで、誰とでも話が通じるようになるほど現実の問題は簡単ではないが、紹介されているヒントの本質的な部分を日々の行動に落とせる感性が多少なりともあれば、役に立つ一冊である。