実体験の記述から、依存症の大半は、周囲の人間関係が大きな影響を及ぼしていることが読み取れます。とくに、自分を依存症だと思い、周囲もまたその人を半ば病人だとみなしているような関係であっても実はその関係が共依存であり、本人をとりまく環境からの治療によってしか改善できないものも少なくないことが、わかります。着実に回復を目指すには、参考になる一冊です。

アップされていませんが表紙にインパクトのある本です。それぞれの症例が紹介されている内容で、ありがちではあるんですが、自分の病巣を知る意味では大事な一冊か。セックス依存症の女、なんて都合良さそうだけど、そうでもない事がよく分かる。よくナンでもカンでも、症候群とかアレルギーとかついちゃいますが、今の依存症も若干そんな感じ。つまり現代医療、生活風俗の最先端だってことだ。