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社長太平記 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝ビデオ
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戦前戦後の腐れ縁・何をしでかす四すくみの珍作戦 ★★★★☆
 今回の森繁社長が経営するのは、女性専門・下着メーカーである錨商事。この会社、太平洋戦争時には社長が海軍の二等兵・専務が下士官・庶務課長が艦長とヘンテコな関係。
 それでいて社長が復員しても、奥様が下士官で会長である大奥様が艦長に値する家庭はちっとも変化がない(何じゃこりゃ)・・・。

 しかし関西の強豪・さくら商会の暗躍に加え、社長の火遊び(?)が発展した最大の危機が訪れる!

 はてさて、どうなることやら・・・?

 今回はシリーズの中でも工場の火災という、最大最悪のピンチが描かれるなど異彩を放った作品である。しかも、先の文のとおり3人(とおまけの1人)の奇妙を通り越して会社のために大奮闘する。

 冒頭の戦艦の食事シーンや接待シーン・カンカンダンスのシーンと見所が多く、一切飽きさせない。また、『電送人間』を思わせる海軍キャバレーも印象的だった。

 シリーズの板についてきた加東大介氏も森繁・小林・のり平トリオに馴染みだし、「社長カルテット」ともいうべきチームも整ってきた。また笹るみ子氏は意外だったが、意外な過去を持つ水野久美氏や「スーパーマンの出来損ない(おいおい)・・・」の久保 明氏も存在感があった{特撮ファンも必見!容姿は水野氏も出た『怪獣大戦争』の鳥居哲男のまんま!!}。

 この映画は、予告編も必見!メインキャスト・一列のお辞儀など、監督助手の古澤憲吾監督らしい個性が大爆発!!

 今回は、あえて低い評価を出した。それはソフト化されたのは正編のみで、監督の異なる続編がソフト化されていないのだ。事情もあるだろうが、もう少し踏み込んでほしかった。

 さぁ、仕事(とついでの浮気)に向かって参りますぞ!!
森繁の社長シリーズであります ★★★★★
この作品は1959年なので戦後10年以上が過ぎてはいるものの、戦争の余韻残っている日本(1956年の経済白書が「もはや戦後ではない」と記しているようですが)。また、その頃の言葉遣いが耳に良い。このような日本語が、今はなくなってしまったので、余計に懐かしい。
助平な社長を演じている森繁のユーモラスな演技には、晩年の森繁しか知らない人は驚くだろう。加藤大介、小林桂樹、三木のり平(実年齢は小林より若い)、それぞれ個性的で印象深い。当時の生活や女性の地位や立場もわかる。このシリーズは長く続いたが、どれも面白かった。
「戦後」を知る一級映像資料 ★★★★★
 戦争体験者が社会の中枢にいたころ、昭和の終わりか、せいぜい平成の初めごろまで、いわゆる「軍歌バー」が全国各地で散見されたが、当該の世代が一線から退き、この10数年で、ほとんど姿を消してしまった。

 観光地の大型温泉旅館が、全国の支部の持ち回りで開かれる「戦友会」や、その延長線上にある「社員慰安旅行」で支えられた時代は終わり、今や、女性同士や、家族単位へのサービスがその手の旅館の生き残り戦略の柱となった。

 この映画では、舞台となる「海軍キャバレー・大和」をはじめ、軍事演習まがいの消防訓練、待合での風景といった往時の風俗を通じ、戦前のにおいが、人とともに、戦後も長らく残っていたという当たり前のことが体感できる。

 江戸が明治元年で終わったのではないように、戦前も、実感としては昭和30、40年代までは、濃厚にあったのだということを思い出させて(気づかせて)くれるのだ。

 何よりも、満州帰りの森繁や、南方帰りの加東など、登場する俳優の多くが、激動の時代の修羅場をくぐった経験を持つだけに、演技の底に「本物」のすごみがにじみでている。これだけは今の俳優が演じても絶対に出せないオーラ。ぜひ「ALWAYS三丁目の夕日」と比べてみてほしい。

 蛇足ながら、電話交換手役の笹るみ子から、「景品ポイント」と交換で社内の機密を聞き出す社長の姿にさえ、情報戦で敗れた元海軍さんのルサンチマンが見て取れるというのは、うがちすぎだろうか。
懐かしさがこみ上げる昭和30年代・・ ★★★★☆
社長は森繁、庶務課長の加藤大介は実は戦時中の上官・部下関係。

実際、加藤のほうが2歳年上だが、劇中も加藤は軍艦の艦長。

森繁は平の水兵だったが、終戦後は立場が逆転したという設定。

時々、「艦長殿!」と森繁が直立不動で敬礼してしまうのが大笑い。(~o~)

会社が女性下着の会社だったり、
「海軍キャバレー」なる店が出てきたり、設定そのものがかなりユニークである。(~o~)

工場が火事になってが「海軍魂」で皆消火にがんばったりする。

監督が他に「太平洋の嵐」「太平洋の翼」「連合艦隊」などを撮った
松林宗恵だから・・なるほどか。

小気味よいテンポで、人情劇が進む。

後のブルジョワジーへの憧れを感じさす他の「社長シリーズ」とは、やや異なる味付けです。(^_^.)