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武士の思想

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: ぺりかん社
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武士理解に最適な本 ★★★★★
著者は武士研究に定評のある一流の学者。本書は、「武士の思想」のタイトルのもとに書き下ろされた書ではなく、著者があちこちに書いた文章をまとめて編集したものになっている。といっても、下剋上に象徴される戦国武士の〈恩〉〈忠〉といった問題から、近世の儒教と結びついた山鹿素行、佐藤一斎、大塩中斎、そして当然「葉隠」といった武士の中心テーマをすべて論じている。下剋上が、即、既成の秩序を翻すものになるわけではなかったという著者の見解には、目から鱗が落ちた。また、徳川の平和の時代となり戦の機会が減少するにつれ、武士の精神性が昂まっていくことが理解できたことも有益だった。武士を論じた本にありがちな大げさな記述や、ナルシシズムには縁のない、たいへん真面目な本であり、同じ著者の書いた「日本人の死生観」と併読することをおすすめする。
サムライを知るための最高の本 ★★★★★
サムライの精神をこれだけ徹底して追求した本はほかにない。
以前図書館で借りて読み、深く感動・賛同し、書店で購入しようと思った。ところが、どこでも手に入らず、半ばあきらめていた。
それが一昨日偶然書店に並んでいるのを見つけ、即買った。

夜を徹して読み、この著者の毅然とした語り口に魅せられ、あらためてサムライの精神がどうであったかを認識した。
「ラスト・サムライ」や宮本武蔵のことがよくわかるようになる。われわれのなかにその伝統が流れているのかと思うと、将来の日本が明るく見えてくる。