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完本 妖星伝〈1〉鬼道の巻・外道の巻 (ノン・ポシェット)

価格: ¥1,188
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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過去から未来へ ★★★★★
 江戸時代から未来へ・・・。
これほど時間軸、次元軸が大きく飛躍する小説は他に類を見ない。
途中で登場する外道皇帝は単なる狂言回しにしか過ぎない。
進化とは?知性とは?存在とは?究極とは?
人類全ての絶望と快楽が綴られる。
最高のエンターテイメントだ。
本でしか味わえない楽しみを満喫できる麻薬のような作品だ。
一読して驚愕する内容。日本を代表する名作と言える ★★★★★
 日本人作家の食わず嫌いと言うべきか、もしくはそこまでカバーできるほどこのジャンルを読みこめていなかったと言うべきか、名前は知っていたが今まで読む機会がなかった。
 一読して、驚愕した。史実を基本に、新たなる発想で異なる歴史を描くのが伝奇小説だとしても、生命誕生から人類存在の理由、そしてその未来へと迫る作品の構成とスケールに恐れ入った。基本となる地球や宇宙における人間存在の捉え方は、作者も述べるようにSF作品として、意外に少ないアプローチであるが、現代でもまったく古びないどころか、ますます注目される考え方だ。むしろ現代的すぎて発表当時は理解を得ることさえ難しかったのではなかろうか。別にどの宗教にも帰依するものではないが、本書で宗教観が変わってしまってもおかしくないと思えた。
 対談を挟んだ最終段がまた面白い。内容はほとんど禅問答というか、最新の物理学や天文学による時空に関する考察であり、過去のフラッシュバックと良く呼応して、作品構成の手腕をうかがわせる。最後は人類の未来を考察するところで輪廻というか深い因果を感じさせた。
 文庫本3冊で2600ページに及ぶ作品だが、そのページ数に恐れることなく手にとって欲しい。読破はあっと言う間だろうし、驚くこと請け合いである。。
 惜しむらくは、こういう作品は海外には紹介されていないだろうし、宗教感に関わる内容もあって受け入れられなかったり理解が得られないのではないかと思えるところだ。光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」と並んで日本を代表するSFだと思える。
日本で最も面白い小説 ★★★★★
若かりし中学生の頃(笑)、何かの書評に載っていたのをたまたま観て試しに1巻を購入したのが全ての始まり・・・
以来約25年間、様々な小説を読んできたけどいまだにこの作品を超えるものには出会えない。
人生、神、歴史、愛、科学、哲学、性、社会、善悪、想い、およそ考えられる全てのテーマを網羅し、なおかつとてつもなく面白い!!!

この小説を読まずにいることは人生の不幸だと思います。
私は人生観すら変わりました。

この素晴らしい作品を一人でも多くの方が読んでくれることを願ってます

マトリクスに通ずる ★★★★★
 著者の最高傑作のように思います。エロいですが、「外道皇帝」という全宇宙を支配し地球を生命が喰らい合う星にした宇宙存在がでて来ます。時代劇から一気に近未来にまで行きますが、全てのSF上のネタが出尽くしているという感じです。続編「太陽の世界」は見てませんが、これだけ重い作品も珍しい。社会に出る前に読んで欲しい一冊(笑)です。
マトリクスに通ずる ★★★★★
 著者の最高傑作のように思います。エロいですが、「外道皇帝」という全宇宙を支配し地球を生命が喰らい合う星にした宇宙存在がでて来ます。時代劇から一気に近未来にまで行きますが、全てのSF上のネタが出尽くしているという感じです。続編「太陽の世界」は見てませんが、これだけ重い作品も珍しい。社会に出る前に読んで欲しい一冊(笑)です。