リスク計量化入門の次に読みました。
少し発行が古いのでどうかなと思いましたが、基本的に良い本です。
金融機関役職員向けと限定していますが、あまり意識しませんでした。
数式は出てきますが、解説が平易で分かりやすかったです。
基礎固めから中級編を展望する方にお薦めします。

VaRとは何かは気になっていましたが、なかなかとっつきづらいものでした。
この本を読むと、セミナーではつい通りすぎてしまうような部分も見返しながら順を追って読んでいくとだんだんわかってきます。
数値例がやさしく、それを追いながら手元で計算していくことでとても勉強になりました。

VaRに関する情報を包括的に段階を踏んで分かりやすく説明しており、関連する数学的な知識も最低限を掲載している。VaRに初めて取り組まざるを得なかったときにこれがあればもっとすんなり業務に溶け込めたのではないかと思ったが、発行が2007年では全然間に合わなかった。