特にSEに限ったことではなく、ビジネスマンとしての一般常識レベルの文書技術を紹介されています。記載されている内容をすべて遵守するのは難しいですが、最低限の常識レベルを遵守できているか、今一度、自分の文章を見直すきっかけになると思います。

もちろん、本書を読むだけでなく、実践しなければ身につかないと思いますが。

システムエンジニアなどには
ならないことです。
それが答えだ！

文章の書き方のビジネス書は沢山あるけれど、心得的なものが多くて具体的な仕事の場で、あまり役に立たないのが本音。
しかしこの本は、たとえば「日付・作成者は重要な情報」といった見出しで和暦か西暦かなど、ごく基本的なことが例とともに解説されているので日常、作成しなければならない文書に役立てられる情報があるのがいい。
また、「SEが使いがちな表現」（～が可能です、だそうです）や「他人の文書に赤入れする際の留意点」など、日頃の仕事のシーンにあわせた解説も具体的！

SEは、プログラミング技術とか、基本／詳細設計書などの文書の書き方は細かく指導されるけれども、一般のユーザーやお客様向けの普通のビジネス文書を書くことには不慣れなもの。そんなSE向けに、実例を上げながら分かりやすくまとめられている。
特に、お客様へのトラブル報告書の実例と改善ポイントなど、今からでもすぐに参考になって実務でも応用できるノウハウが満載。
気軽に通勤電車の中でもさらっと読める程度の本なので、入門版としてはお勧め！！