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クモの糸の秘密 (岩波ジュニア新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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クモの糸にぶら下がろうと30年 ★★★★★
著書『クモの糸のミステリー』や『クモはなぜ糸から落ちないのか』などで知られている、クモを追いかけて30年の大崎茂芳先生がまたクモに関する本をご出版なさいました。その名も『クモの糸の秘密』!!
この本では、「人がクモの糸にぶら下がれるか?」という素朴な疑問から、それを実現して見せようという先生の30年の経緯が書かれています。その中で、クモの糸の知られざる構造や、謎に包まれていたクモの生態などが明らかになってきました。そして、四億年という長い進化をへたクモは、なんと社会におくる危機管理の究極の形を示していることまで分かったのです。
この本を読めばきっと、クモに対する毛嫌いも誤解も無くなるでしょうし、さらにはクモに興味をひかれてしまうでしょう。それほどクモは奥の深い生き物なのです。皆さんも、ぜひ一度読んでみることをお勧めします。
高分子の専門家の30年来の夢 ★★★★★
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」では、お釈迦様が天国の蓮の池から地獄に垂らしたクモの糸に大泥棒のカンダタがよじ登り、そのカンダタのあとに地獄の住民がぞろぞろと・・。
この本は若いころに蜘蛛の糸に魅せられて蜘蛛の糸の研究を30年もした学者の話。
クモの糸といっても、一匹で数種類の糸を出し、その中でクモがスーッと落下するとき命綱のように使うのが牽引糸。これはべとつかず強い、でも直径が5ミクロンと極細、人がぶら下がるためには多くのクモから糸をとる必要があるがこれが極めて難しい。その苦労話やクモの巣の違いやクモの種類など面白い。クモの糸は生糸より紫外線で劣化しない。遺伝子操作でヤギの乳からクモの糸の蛋白は採れるようになったが、まだ、上手に糸がとれるところまでは進んでないようだ。あと、簡単な力学がちょっと書かれています。