こんな詳しい社会調査法の本は見たことがありませんでした。
最後まで一気に読み切れるし、読み終わった後、「そうだったのか〜」と納得させられます。
この本の通りに調査を行えば、社会調査も怖くないと思います。
社会調査を初めて行う人にも絶対におすすめします。
この本は、私のバイブルの1冊となりそうです。

社会調査士の資格を取ろうとがんばっている大学３年生です。これまで、調査票の作り方とかインタビューの仕方とか技術的なことばかりに目が向いていました。しかし、この本を読んで、社会調査の意義やどういうことに気をつけなければならないかがよくわかり、何だかとても勇気が湧いてきました。サンプリングのことや量的調査と質的調査の違いや関係も、色々なわかりやすい例で説明されていて、すんなりと理解できました。

そういうことだったんだ！と「目から鱗が落ちる」ところが沢山ある。

これまで社会調査の本を何冊か読んだが、ぼんやりとしか理解していなかったことが、
この本を読んでスッキリと理解できるようになった。

『基礎』と銘打ってあるが、書かれている内容はけっこう高度なものだと思う。
それでいて、時には「なるほどな〜」と思わせるたとえ話を交えて社会調査の
考え方と進め方がわかりやすくコンパクトに説明されている。
何よりも読者に語りかけるような書き方をしているのがいい。

社会調査を始める前に、
また、社会調査もどきの結果にまどわされないためにも、ぜひとも読んでおきたい本である。