写真と文の対比がとても
バランスよくデザイン性も美しく
まさに月の魅力を存分に引き出しています

内容的には
よく西洋の神話とかを思い描きやすく
また多くの文献がありますが
この本は主に日本と月の関係を
古来から文献とともに綴っています
想いを短歌や句にのせて
月と織り交ぜる
妖しく姿を変えて
でも優しく光り輝く月を
まるで月の満ち欠けのように
文と写真でうまく表現しています

きっとこんなに月との関係があったのかと
文献などの多さに驚きながら
その粋な使い方にも感嘆させられます

ありきたりの月の本の中で
変な表現ですが
数少ない日本視点の月だと思います

ちなみに何気なくふっとした瞬間に
読んで欲しい本です

　満月、三日月、朧月…月のあらゆる姿をおさめた美しい写真が、俳句や和歌と共にフルカラーで満載です。
　月は太古の昔から、太陽の美しさ・雄大さと対比され、神秘を秘めた存在として美しさを称えられたり、畏れや不安を呼び起こす凶の要素を持った存在としても認識されてきました。吉凶だのといった話題には詳しくないですが、そのこと自体には納得できてしまうような月の神秘性をあますことなく撮りおろした写真集です。イチオシ！です。

月っていいですよね。何か妖しい魅力を感じさせ、魅惑ということばが似合います。月に関する本はついつい買ってしまいますが、その中でも特にお勧めです。まず写真が美しく、しかも読んでも楽しめます。いろいろ知らなかったこともたくさんあり、価格以上の買い物をしました。