下巻では、連邦軍もモビルスーツを投入し、戦況も不利になる中で奮戦する“フェンリル隊”の活躍が描かれる。終盤の、宇宙へ撤退する友軍を護る戦いは、連邦軍の砲兵士官あがりのモビルスーツパイロットが駆使する、強力な試作モビルスーツと、部下の危機に直面して強引に出動する隊長が駆使する特別チューンの旧型モビルスーツとの対決がある。ここは凄く力が入る。
面白い!!何故か寝付かれなかった夜、上巻を読み、続きが待ちきれずに一気に読了し、余韻に浸っていると窓の外が明るくなった…
緒戦に於ける大勝利の反動か、
次第に追い詰められてゆくジオン軍。
「闇夜のフェンリル隊」の任務も過酷なものになってゆく。
そして、彼らを追い続ける男……。
一巻に出なかったキャラもすべて登場し、
ますます林譲治氏による“味付け”が冴え渡る。