子グマを見ていると可愛いです。
親熊に教われて亡くなっている人もいると思います。

人間と自然、人間と他の動物との関わりを考える上で、
避けて通ることができない課題を知らせようとしています。

動物園が、動物の何を知らせるための施設なのか，
動物園の目的も考えさせられました。

　ある動物園に、生後間もない小熊が引き取られる事になりました。
まだミルクしか受け付けない手のひらサイズの小熊。飼育データがほとんど無い中での手探りの飼育は徹夜や苦悩の連続です。それでも動物園全体の協力で小熊はスクスクとそだち、動物園の人気者に。

　この熊、実はツキノワグマなんです。
どうして小熊だけが動物園に引き取られたのかというと、住む場所を追われた母熊が町や村に出てきたところ、退治されてしまったからです。
　熊を知らない人には「かわいそう。」と思われても、そうしなければ野性の熊に襲われたら助かる保障はありません。

　ではなぜ住む場所を追われたのか、そういった背景も考えさせられました。