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ICHI [Blu-ray]

価格: ¥7,140
カテゴリ: Blu-ray
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
近年まれな良く出来た時代劇作品 ★★★★☆
女性版の座頭市、しかも演じるのが人気アイドル女優の綾瀬はるか。
座頭市を名乗る映画は放ってはおけないという理由だけで、「企画物」の先入観を持って鑑賞した。
しかし、この座頭市、企画から想像する程には奇をてらった物ではなく、時代劇として意外に正当派。なかなか良く出来ている。

ストーリーは従来の座頭市にありがちな設定を引用したような感じだ。ただし、座頭市映画は「座頭市」という絶対的な主人公に依存する物が多く、あまりその背景が語られない傾向にあるのに対し、本作は映画という限られた尺の中で背景や内面性まで必要十分に語ってくれる。ターゲットが既存の座頭市シリーズを知らない層にも拡大するであろうことを想定したのか、あるいは主人公を女性にしたことで、既存のシリーズとの感覚的な隔絶が生じているからなのか、何れにせよ絶対的な前提である主人公キャラをリセットする必要があったのだろう。おかげで、女性の座頭市という違和感をあまり感じる事なく別物として物語に入りやすい。全体的に親切にできた作品である。

ただし、そのことを含め、様々な面で座頭市映画を踏襲していない部分も多く、座頭市といっても別物感は免れない。どちらかというと探している対象の座頭剣士と勝新の座頭市がキャラ的に被ることや、主人公の存在意義や内面性においてもその人物との関係の影響が濃厚に呈示されることから、「勝新座頭市」に対する強烈なオマージュが込められたサイドストーリーのように観て取れる。座頭市作品としての正統性はこの時点で薄らいでしまうことになる。
それならば、いっそ堂々と別映画にしても良かったのではないだろうか。座頭市の様々な部分を破壊し、ここまでしっかりとした作品に再構築し、それでも「座頭市」を名乗る点において、若干の卑怯さは否めない。所詮は企画物と言われてしまえば返す言葉は無いのだが、出来が良いだけに非常に勿体無いのだ。
この点を解決するためには、この作品を続けるしかない。曽利・綾瀬で確固たるシリーズ物として屹立してしまえば、それはそれで正統となるのではなかろうか。それだけの可能性を感じた。

綾瀬はるかは勝新や北野武と違い、眼を開いて盲人を演じている。これはその演技力のなせる業で、それでも間違いなく盲人の外観を呈する。また、クールな中に細かな情がにじみ出ており、綾瀬ならではの味わい深い座頭市が観られる。
殺陣も女性的な弱さと、それを補う流麗さが中々にいい感じだ。近年の時代劇は、どうにも下手くそな殺陣に苛立ちすら覚えるものばかりなのだが、本作は良く出来ている。ただ、殺陣で本来見せるべきはずの角度がずれていて動きが見難かったり、大事な剣筋が人物で隠れてしまっていたりする構図の不慣れさが迫力を減じていることは否定できない。
大沢たかおの線の細さも、窪塚洋介、中村獅童、竹内力のやや大げさすぎる灰汁の強い演技もこの作品では生きている。柄本明が北野版に引き続き登場しているのはご愛敬。本作では控えめな役ではあるが、やはり場を作るのが巧い。これらの大物俳優達を存分に活躍させることで、綾瀬の存在感が柔軟に調節されており、ともすれば陥りがちなアイドル女優映画という観られ方を可能な限り拒否した作品となっており、この辺に監督のプライドと上手さを感じる。

BDとしての出来はそこそこである。
映像コーデックはMPEG4 AVC。それほど鮮明な映像ではない。北野版の座頭市BDと同程度か。時期を考えて、もう少しきれいな映像を期待していた。5段階で3.0-3.5程度。
音声コーデックはDolby True HD 5.1ch。音の広がりはあるが全体的に凹凸に欠ける印象を受ける。もう少し高音域を先鋭化させると起伏が生じ、迫力が出るだろう。おしい。5段階で3.5-4.0程度。
とはいえ、DVDではここまで出来ないであろうという基準は満たしているので、是非BDでの鑑賞をお勧めする。

最近の時代劇としてはなかなか面白い部類に入る。所詮人気女優作品だからとか、所詮企画物だからとか、そういった先入観があって観ずに済ませている方は是非一度観ていただきたい。本作は彼女のファンだけに観せておくにはもったいない。シリーズ化を期待したい。
ICHI DVD ★★★★☆
映画で見て気に入りました。あのドンくさそうな綾瀬はるかをうまく編集してありました。映像的にもきれいだったのでブルーレイで買いました。
主演も剣劇も美しい ★★★★★
座頭市と言えば北野たけししか知らず、正直綾瀬はるかファンなので購入しました。
内容は派手な剣劇アクションであり、綾瀬はるかがみすぼらしい格好をしながらスタントなしで敵をぶった切るシーンは非常に美しく、爽快。また大ヒットドラマ「仁」でも彼女と共演した大沢たかおも実にマッチしています。あと個人的に好きだった窪塚洋介を久々に見ましたがやっぱり良い。
ストーリーにはラブストーリーと言う訳ではありませんが「愛」が大きなテーマになっています。他のプレビューで脚本家が悪いと言う人がいますが「愛」を絡められる人が書かなければそもそも女性が座頭市をやる理由がありません。
あと限界ギリギリまで胸元がはだけるシーンがあり、純粋な綾瀬ファンから、にわかファンまでオススメの一作です。
綾瀬はるかのPV ★★★★☆
座頭市として見たら負けです(笑)

綾瀬はるかの芸達者な魅力が詰まったPVと思えばいいのです!

殺陣も中々のもんです。が、男共をゴタゴタ並べたせいで、綾瀬はるかの主役っぷりが少し減ってる気がする…
ファン以外では ★★★★☆
個人的には、綾瀬はるかのイメージとは違う表情が見られて満足ですが、綾瀬はるかのファン以外のヒトが観てもちょっと・・・って感じかもしれません。