ほんと、その通り。
★★★★★
「お母さんに言えなかったこと」「子どもに聞けなかったこと」
5つずつ、10編の短編ものがたりが掲載されている。
母と子って一番わかっているようで、わかっていないこともたくさん。
またわかっていても言葉にできない(わかってほしいんだけど・・・)ということもあり、
この10編で全部「言って」もらえたような気がする。
家族構成、子どもの年齢、環境によって
子育ての悩みはいろいろ変化する。
特に「女子の関係」「ドンマイ」などは、
今小さい子どもを育てている家庭ではわからなくても
やがて起きるかもしれない「悩み」。
「その時」がきたら、子どもはこう考え、こんな行動をとるのか?と
ちょっと勉強?になったかもしれない。
母も子も頑張っている。
ちょっと子育てに疲れたとき、一呼吸置きたいときに
癒される一冊である。
全部そのとおり
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「お母さんに言えなかったこと」と「子どもに聞けなかったこと」
5つずつ、10編の短編物語で構成されている。
母と子って、一番わかっているようでわかっていなかったり、
言いたくても言葉にできないことが、たくさんある。
それを物語を通じて「言って」くれているような気持ちになる。
「そうそう」と母親の立場から思ったり、「実はこんな風に感じでいるのか」と、子どもを改めて見つめる機会になったり。
子育てに答えはないが、家族構成、今の状況、子どもの年齢など、その時々でいろんな悩みができ、
「これでいいのかな?」と思いながら、みんなどうにかそこを通り抜けていく。
この10編を通し、いろんな「その時」にいる母と子の気持ちが確認できたようで、
また一つ、母として乗り越えられたものができた気がする。
楽しく育つ
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「子どもはロボットじゃない。唯一無二の存在だ」
ということに改めて気づかされる。心で学ぶ育児書。
「結果がすべて」と急かされる時代。
「どうやったらよい子に育てられるか」など
自分本位で、効率的なノウハウを求めがち。
そもそも「よい子」ってどんな子だろう?
正解ってあるのだろうか?
失敗って何をいうの?
10篇のものがたりを通じて、母の立場、子どもの視点に立ち、
さまざまな発見がある。母と子どもの関係は十人十色。
育児書の一般論だけで解決できるものではなく、
結果だけで判断するものでもない。
私には2人の幼い子どもがいる。
「子どもを育てる」のではなく、「一緒に育つ」。
目に見えない“絆”というパワーを信じて進む。
今後起こりうる試練も「私たち親子はどうやって乗り越えていくのかな」
と想像するとワクワクするほど。
この本に出合えて本当によかった。定期的に読み返したい1冊。
心がほっこりしました
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親の気持ちは子どもへ、子どもの気持ちは親へ、
自然と分かり合おうとするから伝わるんだなと思いました。
親になるってとても大変なことだと思います。
それから、子どもは生まれてくるのに親も環境も選べない。
でも、みんなが幸せになる権利を持ってると思える本でした。
通勤電車で読んでいて、涙をこらえるのが大変でした。
絆はつながる
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自分と子ども、母と私の関係を思い浮かべながら読みました。
今年子どもが生まれたばかりの新米ママですが、
本当に親ほどなってみないとわからないものはない、とつくづく感じています。
物語に出てくるように、母子の関係は家の数だけある。
これから我が子としっかりした絆を結んでいけたらいいなと思いました。
お話の合間にある作者のコラムも共感できるところが多くておもしろかったです。