英文の間違い探し
★★★★☆
解説本の方(日本人に共通する英語のミス151)
は買わず、このドリルだけやってみた感想です。
まず、答えと解説についてですが、
もし高卒レベルの文法を一通り勉強し終わって、
「あとはブラッシュアップをしたい」という方であれば
この本の解説だけで問題ないと思います。
一方で本当に文法に自信が無い方や、
文法をあまり勉強がしたことの無い方であれば、
この本の解説では全く不十分だと思いますので、
解説だけの本(日本人に共通する英語のミス151)
もあった方が絶対に良いと思います。
問題の形式は、英文の間違い探しと、和文の英訳(少し)です。
ただ文法知識をクイズ形式で問われるのと違って、
英文の間違い探しでは、知識が本当に「身になって」いないと出来ず
選択肢も無いためウロ覚えだと正解することができない。
特にこのドリルは、日本人が苦手な部分が試されるため
英語を使う上で基本的と言われる事であっても
痛い部分を集中的に突かれてる感じがして、やり応えがあった。
このドリルを全問正解するまでやってみたら
(当時、英検2級レベルで、1月で6回ぐらい通しで解いてみた)
自分が書いた英文だけではなく、他の日本人が書いた英文にも
いっぱい変な部分を見つける事が出来て、少しネイティブの感覚に
近づいたのを感じた。
また、使われている単語のレベルが中学〜高1レベルで知っている単語ばかりなので、
単語に引っかかる事なく文法の知識を試すことに集中できて良かったです。
文法の知識で言えば、このドリルを完全にこなす事で
バッチリになると思うし、きちんとした英文を書けるようになるための
下地を作る上では、非常に役に立つ。実際、いつも英文メールをやり取り
しているアメリカ人に、間違いが圧倒的に少なくなったと感心され
客観的にみても、成果が出ていました。
あとは、より上級レベルの語句とその語法を覚えていけば
英検やTOEFLのライティングにも自信がつくと思います。