アレクサンダー・テクニックに関する予備知識がなくても、多くの刺激と示唆を得ることができます。しかし、副題が「『リアリティ』を読み解く」とされているところにこの本の核心が表れております。つまり、身体についてもあるいは心理に関しても、「何が真実かを見極めたい」という強い志向のない方が
読むならば、あるいは「なんのことやらさっぱりわからん」という読後感を持たれるかもしれません。心理療法家に、特にお勧めしたいと思います。