インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

自殺 (文春文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
「自殺は生きる意味と価値を喪失した結果」 ★★★★★
「自殺は生きる意味と価値を喪失した結果」

ちょっと・・・たまに・・・自殺願望が沸々とわいてくるので、この本を読んだ後は、どっぷりとマイナス思考に落ちました。

それほど心を抉り取るような講演録、そしてエッセイです。

きれい事じゃない、心の闇を貫きます。
生きていくこと ★★★★☆
タイトルだけを見るとネガティブな感じがするかもしれない
けれど、内容は安易に自殺を誘発するものではない、と思う。
生きていくためにも自分の死に際を設定する、という作者の
考えかたは何となく分かるような気がする。

ネット上で青酸カリの販売を行ったドクター・キリコの例を
とってみても思うのだが、死に対する考え方やスタンスは人
それぞれであるから、一方的にマイナス思考が良くない、という
ように断定すべき問題ではないように感じる。そこにはいろいろ
な状況や立場が存在するように思う。
 
本文もいいが、原一男氏の解説も感慨深い。
 
 
生きていることを感じる本 ★★★★★
この本を読むと自殺もいいかな、と思ってしまいます。

けれど同時に今自分が生きているという実感を強く強く持ちます。
いつでも死ぬことができるから今生きているのだ、という感覚は
とても新鮮でした。あえて生を選ぶ、という考え方は
生きる力を強めてくれます。

「自殺」というタイトルのこの本は、実は生きることについて

書かれているようにも思います。
自分の力が弱っている時にはおすすめの本です。

小説家の先見 ★★★★☆
著者の自殺への肯定的態度がなぜなのか、を考えることは重要だと思う。近年の自殺者数の増大に危機感を覚えて、うつ病対策等が言われているが、疑問に思う言説も多い。それは「生きる」ことを「生命の維持」としてのみ捉える精神科医や評論家が多すぎるからである。彼等とは異なり、著者は、生に死を接近させるような仕方で「生きる」ことを提示している。著者の身を燃やすような生き方は、「完全自殺マニュアル」と同様に非難されることがあるかもしれないが、自殺してしまう程に生き難い人々にとっては、僅かな光をもたらしているのではないかと思う。
考えさせられます ★★★★☆
柳さんの体験に基づいて、全編、自殺について書かれています。生きることに、あまりに生真面目な柳さんの感受性が光ります。それと同時に、高校生たちとの掛け合いもあり、こういった感性が特別なものではなく、共有されたものであるとわかります。テーマがテーマだけに、読んでいて、だんだんしんどくなるし、読んだあとも、心に重たいものが残ります。でも、これだけ、生きることをつきつめて考えている人もいるのだなと感服せざるを得ません。生きていくことは難しいのかもしれません。たまには、人生について振り返ってみるのにいいかもしれません。