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梅咲きぬ (文春文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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江戸屋・女将の心意気を堪能。 ★★★★★
私も最初は『損料屋…』を先に読んでいましたので同じ秀弥かと
面喰いましたが前レビュアーさんの言う通り別もの別作品だと思います。
その辺の混乱を抜かせば文句なしの★5です。

江戸屋三代目女将の一人娘・玉枝の物語ですが三代目秀弥の厳しくも温かい
子育てぶりに感銘を受け感動しました。
果たしてこの現代にこの様な子育てをできるお母さんがどれだけいるでしょうか…。
虐待、殺害など痛ましい事件が後をたたない世の中です。
解説で女優の田中美里さんも述べていますが『子育て教本』になりうる一冊だと思います。
単に時代小説とだけでは終わらない山本氏からのメッセージか
本作品には込められています。

当の玉枝は身分違いの(お相手は武家)一途な恋を貫き結婚はしません。
踊りのお師匠さん・春雅の旦那様・福松はその恋を見抜いていて
「養女を…」と云う遺言を玉枝に託します。
40を過ぎてその遺言を回想する場面で物語は終わります。

江戸屋・女将を中心に深川に生きる人々の人情溢れる秀作です。

山本節炸裂☆でもちょっと混乱… ★★★☆☆
山本さんお得意の深川で繰り広げられる
江戸屋4代目女将秀哉こと玉枝ちゃんの成長物語。
面白かった、と思う。
玉枝の頑張りに、深川の人情に、ほろりとさせられたり
胸をスカッとさせられたり…
「損料屋〜」を読む前にこの作品を読んでいたら、文句なく
☆5つだったと思うけど…
「損料屋〜」に出てくる秀哉の物語だと思って読むと混乱するかもしれません。
「損料屋〜」とこの作品は時代も同じで「江戸屋4代目女将秀哉」の名前も同じ
だけど、きっと二人は違う人物のはず。
じゃないとちょっと辻褄が…(笑)
私はしょっぱなから、あれ?あれ?って混乱して、途中で何回か「損料屋〜」
を開きました。
なのでちょっと物語の中に入り込めずに☆3つです。ごめんなさい。
だから「損料屋〜」を読んでこの作品を読もうとしている方は要注意!
全く別物だと思って読めば、きっと山本ワールドにどっぷりとハマれるはずです。
深川の品格と心意気 ★★★★★
山本さんの数々の作品でキラリと光る江戸屋の女将秀弥さんがついに主役で登場。
小さいときからやっぱり賢い。だけでなくけなげ。

ファン待望の一冊!