序盤の感覚がある人向け!
★★★☆☆
問題は布石の基本から、打ち込み対策、定石の知識が必要なものまでと序盤の感覚力が試されます。問題1題1頁に対して解答1頁。解答は概ね正解図と別解図の構成です。解答の説明はあっさりです。勉強中の初級者であれば、正解手を導く為の判断材料を吟味して正解と別解それぞれ数手進行した後の展開を比較検討したいところですが、文庫本であるためそこまでは期待してはいけません。従って、この本でイチから勉強をするのは無理でしょう。序盤の七か条をさっくりと解説していますが、あくまでも知っている人の再確認用の印象です。"感覚"を限られたスペースで表現するのは難しいでしょうね。文庫本の問題集ですので、この辺は割り切りですね。級位者向けではありますが、上級者限定です。入段に向けた総仕上げ用に使いたい一冊ですね。
あんまり。
★★★☆☆
僅かな伝授と多くの問題。
どういったレヴェルの読み手を設定しているのか解らないが、少なくとも初心者には取っ付き難い。
説明が少ない儘に問題に入り、問題の解説もあっさり。
問題の難易度も、雑多に入り混じっている感じが否めない。
しかもヒントが露骨過ぎる。
感覚を磨く
★★★★★
進級シリーズの5作目です。私はまだまだ初心者なので序盤の力をつけたいと思い、タイトルにも引かれ購入してみました。
内容は序盤に対する考え方の七か条と全局を見渡す問題が解説つきで載っています。
碁は最初が肝心なので、この本で考え方の基本を身につけ、実戦で試してみることで強くなれる気がします。