絶望さえ許されない
★★★★★
世界が終わった後のような絵。
生々しさと無機質が同居する世界。
巨大建造物の圧倒的な質量。
こういう場所に一人で行きたいと思う。
作品は当然満点!けど・・・
★★★☆☆
ベクシンスキーの作品自体は勿論☆5なのですがBoSzから出てる海外版の画集二冊(米アマで買えます)と比べると少々欠点が・・・
1絵が少し小さい
2絵が入りきらずに少し切れてしまっている物がある
3本を手を放した状態で開いておけない
1は自分はそれほど気にはしないのですが2とあと特に3が気になります。
2ですが22Pの作品の左右がほんの少し狭かったり、まぁメインはしっかりキレイに写っていますし自分が気にしすぎなのかもしれません。
3は自分の希望ですが手を放した状態でゆっくり絵を見たくないですか?という。
手で支えないとキッチリ開いておけないのでちょっとそこのところを出版社さんには頑張っていただきたかった。
悪いところばかり書くのもなんなので良い点も。
文字情報が多くあり知らなかった事を知れた!
装丁がスタイリッシュでカッコイイ!裏面も素敵!
あと2ページ目に銀色がかったページがあるのですがそこも個人的にはとても好きです、書いてある事も泣けます(つД`)
プ○ルに首っ丈なだけじゃなかったんだねドモ(違
…え〜、画集によって同じ絵でも刷り方によってまるっきり違う風に見えるものですがこのベクシンスキーの画集はなんというか良い意味で生っぽくない感じがしました。
↑で書いた22Pの作品をBoSz版と見比べてみるとかなり違います。
簡単に言ってしまえばこちらの日本語版のほうが色が濃いです、ハッキリと明暗をつけてるように思います。
どちらが良いかと言えばここはもう好みの問題ですからなんとも言えないです、自分は見比べて楽しむ派なので違うというのはとても楽しいです。
ついでにこの本の30PにはThe Fantastic Art of〜の表紙のラッパ絵が入っているのですが二つをよ〜く見比べてみるとななななんと!!!
・・・ヒント「小指」
あ〜だこ〜だと書きまして☆みっつにしてますけれど内容は素晴らしいです!ネットで簡単に見れてしまう画像とはやはり違います。
少なくとも初めて買う人又はArt ofを買ってまだ食い足りないって人にとっては☆五つの価値があると思います。
オススメです!!!
美しいとしか
★★★★★
ポーランドの巨匠ベクシンスキー。
もう絵を拝めないのかと思うと悔やまれる。
損壊、廃退、無法地帯、死とエロスが、儚くも連鎖する美しい絵画たち。
未来をもそこで朽ち果ててしまったかのように
絶望がよく似合う異質で不気味な世界。
私たちが生まれていなければ、 こんな世界だった
かもしれないと妄想を掻き立てる。
彼がいなくなっても不朽に生き続けるであろう絵画たち。
自分の常識を覆す程に衝撃的で、
不思議と忘れた頃にもう一度この扉を開けたくなります。
古い暗さ
★★☆☆☆
再販はうれしいですが昔のままだと図版の色がくすんでるようにみえます。また恐怖画集としてみせたいのか装丁も文字も演出が過剰でこれだと素直にベクシンスキー芸術にに浸れません。価格も高すぎます。
単に怖い絵の画集と思わないで下さい。
★★★★★
何気に目を引く表紙を開けるとそこに待っていた世界は...
あぁぁこれは悪夢で見た物(場所)に似ている。
現実と非現実が交差する一度見たら忘れられないような作品。
波乱の人生を過ごした事があの独特な世界観を生み出したのだろうか?
今年になり知人に惨殺されるという衝撃的な人生の幕を閉じたポーランドの現代画家ベクシンスキー。
和訳解説のある唯一の作品集が復刻版となって再発刊。
損壊・崩壊・混沌・死・エロス・孤独・恐怖。
それらの中にも美しさを感じ取れるはず。
彼の作品がもう見れなくなることは悲しい事だ。
全力100%サポートを目指して
★★★★★
何かを超越した想像力を持っていない限りこんな絵は
絶対に描けないのでは、と思うほど余りにも世界観が
凄まじいのです。
人類最強の厨二病?いやいや違います。
ズジスワフ・ベクシンスキーこそ、見る者に狂気と
悪夢の待つ異世界への先導者たる画家だと思います。
「廃墟」「崩壊」「神々しさ」「禍々しさ」「永遠」
「一瞬」「死」「死世界からの誘い」「エロス」
どれだけの言葉でも形容しきれない、言葉に詰まる
作品群に、どこまで正視しきれますか?
南瓜畑の無人販売
★★★★☆
個人的に一番大好きな画家さん、亡くなられた事が非常に勿体無いと思っています。人によって好き嫌いは激しそうですが、私は一度見る事をオススメしたいです
横田屋
★★★★☆
再販されたようですね^^おどろおどろしい?絵がたくさんの画集。包帯を巻いた棒切れのような人体の形をしたもの、誰もいない廃墟に佇む人体のようなもの、廃墟に何かいるような気配。濃厚な腐臭がしそうな群像。どれを取ってもベクシンスキーオーラが漂っている。結構怖いのでお勧め…というわけではないですが。廃盤した方を所有しています。
十字路書店
★★★★★
ギーガーと並び称される幻想画家の国内唯一の作品集。血と屍の臭い、異界の気配、狂おしいほどのタナトスとエロスに充ち満ちて、リアリスティックでありながら一切の象徴性を否定し超絶的にファンタスティック。1997年8月トレヴィルから発行された同名画集の追悼復刻版。