ほとんどの理工系の大学では、初年次で微分積分学を履修することが多いと思いますが、そこで挫折する学生は結構多いのではないかと思います。実は自分はそういう一人でした。批判を恐れずにあえて言わせて頂ければ、それは大学での数学との「出会い」にあったのだと思います。初学者にとっては実に難解な教科書がその理由ではないかと。（数学科の方たちからは反論もあるかと思いますが、工学部の学生にとって大学の数学の教科書はムズカシイんです）この本はその状況を打開してくれた良書でした。「微分積分って理解できるし、楽しい」というのがこの本をやり終えた後の率直な感想でした。私がもっとも気に入っているのは、論調が高校の数学参考書と一線を画しておらず、初学者には特に難解極まりない記号の多用や、行間の省略等もほとんど見られず、実に懇切丁寧な説明がされているところです。また練習問題もほとんどすべて解もしくは略解がついており、自分の実力をしっかり確かめられます。驚いたことに、この本をやり終えた後に先ほどの難解な教科書を読み返したら内容が（全部ではないですが）理解できました。実はこの本を手に取ったのは、大学を卒業して8年以上経ってから仕事でどうしても微積が必要になってからだったのですが、それでも十分やり遂げられました。微分方程式を履修するという積年の思いを果たすことができました。これから学習しようと思っている学生はもちろん、社会人でも十二分に微積を楽しめるおススメの一冊です。

問題を通して、数学を理解すると言う意図でしょう。
問題が多く。程度も適当で難しすぎる事はありません。
応用は工学博士の薩摩さん、理論は理学博士の四ツ谷さんが担当しているのでしょう。本当に使いやすい。また網羅の範囲が広く微分方程式
多変数関数の微積まで入っています。
εーδでは、数列の極限関数の連続は説明されていないので、工学部の
学生にはむしろ使いやしうかもしれません。
詳しく知りたい人には、巻末の付録で、コーシー列で説明されているので、この本だけで理解できます。

クロネコメール便での発送となっていますが、現在11月21日まで、Yahoo!ストアレビューのメールを読んだところ、いろいろ検索しましたが、注文日の翌日到着しているとのことで、受け取っていません。 また、誰かに取られた可能性が排除できません。 残念。 メール便は、保証がないとのことなので、諦めます。 また、機械があれば、幸いです。