宮里藍さん入門
★★★★☆
宮里藍さんがアメリカツアーで初優勝するあたりまでの、女子アナによるアメリカ同行取材がメインです。宮里さんの深層心理に迫った、という程ではありませんが、宮里さんの今後の活躍にさらに注目しようと思わせる良心的な内容です。
快作
★★★★★
昨年エビアンマスターズでの米国ツアー初優勝に感激し、グッドタイミングで出版されたこの本を手に取りました。数年前から年末深夜にフジテレビで放送されている宮里選手のドキュメンタリーを見ていて、スポーツドキュメント番組の中でもかなり秀逸な内容だなぁ・・と、なぜもっと良い時間帯に放送しないのか不思議なくらいでしたが、この本も期待に違わぬ充実した良作だと思います。
渡米時から大きな期待が寄せられていた宮里選手が大きな「スランプ」に見舞われ、ゴルフを辞めてしまおうかと思う程の日々を過ごす中、高校時代から見続け、アナウンサーでありながらテレビ局の取材の範疇で丹念に追い続ける著者。
プロゴルファーとアナウンサーという世間の憧れの世界に身を置きながらも、実はどこにでも居るんじゃないかと思わせる、正に、爽やか!という言葉がピッタリな、2人の若い女性の素顔の成長期です。
確かにゴルフに関する具体的な内容は少ないですが、著者があとがきにも書いている通り、いわゆる「ゴルフ本」ではないです。宮里選手の動向に注目しているゴルフファンのみならず、特に同年代の女性向けに書かれたという著者の狙い、若きトップゴルファーの苦悩と、ハードな取材活動の現実は興味深い内容でした。急遽1泊3日で渡米するくだりなどは傑作です!
個人的には安藤アナ、物凄くメディアに携わる人の誇りというか、責任感のようなものを強く感じている方なのではないか・・とも思いました。これからメディア業界で働くことを志しているような若い方々にも大いに刺激を与える作品なのではないかと思います。
今シーズン開幕戦でのいきなりの優勝! この本を読んでこれまでの過程を知れば、今後の宮里選手の活躍が益々楽しみです。
宮里藍のではなく、安藤幸代の「最高の涙。一四〇六日」?
★☆☆☆☆
フジテレビのスポーツ番組内の特集で、スランプを抜け出すきっかけとなった練習の映像を見て、この先も見たいなと、安藤さんには大変期待をしていたのですが、その後の、お正月の深夜に放送された特集番組の映像も、この著書でも、それを掘り下げるような内容はなくて、この著書に至っては、宮里選手の激闘の日々というよりも、著者自信の4年間の手記のようなものでした。
4年間も近くに居た安藤さんしか知りえない宮里選手の話を楽しみにしていたのに残念です。
スポーツ番組内の特集を見逃した方には、お勧めと思います。
長年密着してきた・・・にしては中身がない
★☆☆☆☆
こちらのレビューを見て購入しましたが、残念な内容でした。
宮里藍さんの・・・というよりは、著者自身のドタバタ劇を綴ったものと読み取れました。
エビアンの優勝までの軌跡をもっと詳細に、密着してきたものならではのものといったものが
読み取れませんでした。
ドライバーの修正のシーンなど、これだけ?という中身のなさでがっかりしました。
著者は何を書きたかったのでしょうか?自身の苦労、失敗談を書きたかったのでしょうか?
I'm hereには書かれていないこと、宮里藍さん自身では書けなかったことを書いて欲しかった。
便乗商売と勘繰られても仕方ないのではないのでしょうか?これは言いすぎでしょうか?
安藤幸代にしか書けない宮里藍の心模様
★★★★★
一女子高校生のアマチュアゴルファーが、プロゴルフトーナメントで優勝し、USLPGAツアーに挑戦し、初勝利を挙げるまでの3年と311日を、神の教示に導かれたかのような安藤幸代の、密着取材に基づいたノンフィクションは感涙無しにしては読めませんでした。
2009年、宮里藍の「I am Here」を読んだ時に渡米からスランプに陥る流れや復調して行く過程が散見され、ようやく明けの僥倖を掴みつつあるなと思っていたのですが、その著書の巻末に「優勝する準備は出来ましたけど、もう少しだけ待って貰えますか」とファンに訴える行が、安藤幸代の「最高の涙-宮里藍との一四○六日」とオーバーラップしました。この2冊は上巻・下巻の対の本に見えます。安藤幸代アナは涙もろいとは知ってましたが、この著書は読み人を泣かせるために書いたのかと、思ってしまいました。
残念
★☆☆☆☆
とても楽しみにして、購入しましたが… 宮里藍ちゃんの話を読みたかったのに~ 安藤アナの失敗、苦労話ばかりで、かなりつまらない本でした。