この人にはウソがない。ファンであることを誇りに思います。
★★★★★
この本の出版時点(2008年7月)では、アメリカでまだ1勝もあげていない宮里藍。
しかし2010年10月の今は、アメリカツアーで5勝し、賞金王さえ手中にしそうである。
この本は、日本でなぜあんなに強かった宮里藍がアメリカで大スランプに陥ったか
(試合で放った1打のティショットが原因だった)
その後、いかにして立ち直りのきっかけを掴んだかを、実に率直に語っている。
立ち直りはささいなことがきっかけだったが、最近涙腺が弱くなった年寄りのぼくは
涙ぐんでしまいました「よかったねえ」
ゴーストライターを使って自分で書いたことを偽装する人も居る中、
「私がしゃべったことをまとめてくださったライターに感謝する」と
のべているところも、ぼくが宮里藍という選手のファンである理由のひとつである。
この人にはウソがない。
ところで、ぼくは宮里藍は好きだが、
中田英寿、石川遼、谷亮子、荒川静香といった、スポーツ選手が今ひとつ好きになれないので
自分でもなぜだろうと考えていましたが、この本を読んで理由がわかりました。
『自己顕示欲」の強い感じがする(もちろんメディアからの情報だけですが)ひとが
嫌いだと分かったのです。自分探しを表に出したり、ドラマに出たりは「いやなのです」
復活の記録
★★★★★
本書に先立ち、
ゴルフ 54ビジョン (ゴルフダイジェストの本)
GOLF54ビジョン (ゴルフダイジェストの本)
を読んでみた。
上記は、ゴルフの説明に名を借りた人生の指南書である。
自分で自分に(心の)限界を作らず、何事も経験と考えて進むことで高みを目指す考え方の良さを示している。
続けて読んだ本書は、実際にゴルフ人生で極度のスランプから「ビジョン54」という指南書や周りの暖かい人々の助けで這い上がってきた記録というところ。
若くして世界を舞台に戦う上では、凡人には伺い知れないプレッシャーがあるのだろう。
数年前に大スランプの原因になったミスショットも、今では冷静に自身で分析できている。
宮里藍さんには、あのゆったりとしたスイングで世界の頂点に(焦らずに)上り詰めてほしい。
どちらも平易な言葉でさらりと読めるけど、読んでおく価値ありと思います。
読む価値あり!
★★★★☆
次の文章を見るだけでも、本書を読む価値はあると思います。
P65
過去でも未来でもない、「今」に自分を置くこと。これがナイスショットを紡ぎだすための大きな鍵です。
P99
つまり勝とうという気持ちが強すぎると、勝てないということ。勝負にこだわりを持ち過ぎるよりも、流れに任せてチャンスを待ち、好機がきたときにそれを逃さずにつかみ取る。自分から何かアクションを起こすよりも、自分を信じて待つことのほうが大事だ、とウェブ先生は語ってくれたのです。
ますます好きになりました
★★★☆☆
宮里藍ちゃんのインタビューなどを聞いていると、
いつも前向きで努力し続けている人という印象がありました。
最近の不調でますます心を鍛えているであろう彼女の心の中に興味があり読み始めました。
文章はわりと淡々としており、
テーマも、題名に「メンタル術」とあるわりにはそれに限っておらず
分散している感じでした。
ゴルフに関する専門的な記述が多く、
ゴルフに疎いわたしは正直読み飛ばしてしまうところも多かったです。
でも、不確かな未来のことを心配するのではなく
「今ここ」にいる自分に意識を集中させることや
家族との絆など
彼女が何を大切に生きているのかよく伝わりました。
前から藍ちゃんのことは好きでしたがますます好きになりましたし
ゴルフのことも少し分かるようになって興味がわいてきました。
アメリカで、技術もメンタルも確実に成長し続けている藍ちゃん。
これからの活躍がとっても楽しみです。
やっぱり、これが答えだったのか!!!
★★★★★
■ 7月26日に宮里さんが、アメリカのエビアンマスターズで4年半ぶりに優勝をしたシーンをTVで見て、私も本当に嬉しかった。その時、この本の紹介があり、即購入した。それを、夏休みの午後一機に読んでみた。『やっぱりこれだったのか!!』宮里さんを優勝に導いたものは、「イイ気分でいること」=フィーリングだ!■ 私は自分で「企業研修」を教えて生計を立てているが、独立から5年半、毎日読書をし、数々の成功哲学を学んできた・・・私の現在の答えは、正に宮里さんの教えと一致した・・・この本は、そんなフィーリングの本だから、「答えが書いてない」とか「若い女性の書いた内容で・・・」などと、「答え探し」の専門家には、感じられないのだ!大切なこと、それは「今、ここ」を感じること。そして、その今と一体になること。■ 今イイ気分でいること!。自分の良い気分が、私を導く力なのだ!勇拝