医療関係が好きなら良さが分かる
★★★★★
初めに鈍感力についてのことを解説し、後半からは医学系の知識、エピソードなどが書かれている。
他の人が評価を、1から3までに酷評しているのは興味が持てない、医学が分からない、タイトルと内容が少し違う、と言った理由だろう。
確かに鈍感力と言うタイトルで、他の医療系のことを書くのは、ずれているかもしれないが、医学的根拠、医学博士の知識が、鈍感力の的を得ているので、とても面白く理解しやすい。
基本的に医療系が好き、勉強になる、と言った方向の考え方のできる、高尚な人物なら、購入しても満足できるだろう。
鈍感力を気づかせてくれる本
★★★★★
私は「鈍感」か「敏感」かを知らないでこの本を読みました。
結果、いろいろなところで「鈍感」か「敏感」に別れました。
鈍感はこんなところにあるんだ!なるほど!
と思える本でした。
その鈍感が当たり前でわかっていることだと浅く終わらせるのではなく
作者の渡辺さんがどんなことをいいたいのかと深く考える必要があると思いました。
もともと「鈍感」と「敏感」というものをわかっていなかった自分に対して
鈍感というものがどんなのかを教えてくれました。
驚くほど内容が
★☆☆☆☆
薄っぺらい!読みながら何度も「そんなことみんなわかってるだろ?!」とツッコミたくなりました。期待して買っただけにがっかりでした。
鈍感は力
★★★☆☆
確かに「なるほど」と思える一節は多いです。
なんでもかんでも気にしすぎてもしょうがないんですよね。
サラっと読むには良い本かと。
医学的 知識というより エッセイだ
★★★★☆
1.内容
今は無き『PLAYBOY日本版』(集英社)2005年7月号から2006年11月号に掲載されたエッセイを加筆訂正したもの。主旨は、「鋭いとかシャープであることだけが才能ではありません。それ以上に、些細なことで揺るがない鈍さこそ、生きていくうえでもっとも大切で、基本になる才能です。/そしてこの鈍感力があってこそ、鋭さやナイーブさも、本当の才能となって輝きだすのです」(p235)。このことを、著者の体験や、医学的知識をちりばめて、あらゆる状況に基づいて(ガンから職場まで)書いたものである。
2.評価
たしかに、この本に書かれているような、ある種の「鈍感力」は必要だと思う。内容も興味深かった。ただ、医学博士のエッセイとしては、表現としていいのか疑問に感じるところがあった(p72〜75の睡眠薬についてはその通りかもしれないが、実際にはアルコールよりはましで、よく処方されているらしい。また、下痢をしなかった(其の七)ことにつき、「鈍感」という表現は不適当に感じた(微生物がある、とか、他の表現ではないか、と感じた))。以上、エッセイとしては優れているが、(医学博士の文章に不遜なのは承知だが)医学的知識としていいのかは若干疑問に感じたので星1つ減らして、星4つ(著者は、「所詮素人の戯言」と考えてくださればよい)。