ちょっと影のあるセンチメンタルさとメロディの美しい楽曲郡が良い意味で力の抜けたヴォーカルの声に非常に合った良曲が多数収録。まさに隠れた名盤と言えよう。個人的にお勧めはメロウで綺麗なメロディを流麗な日本語詩で奏でるポップチューン「幸福の赤い花」、ジャジーなノリの哀愁サウンドを奏でる「薔薇と弾丸」、哀愁歌謡ロック「夏を飛び越えて」など。「山田養蜂所」等に代表される遊び心爆発の楽曲もあり面白い。要所で実験的な試みや音楽的に高度な遊びも沢山隠されており、かつ幅広いながら統一感のあるコンセプチュアルさを備え、耳に肥えた者の拝聴にも十分耐え得る。

キュートでクリアなヴォイス、個性的な作詞を引き立てる音楽。
好みは分かれるかも知れませんが私は好きですね。
特に薔薇と弾丸がお気に入りです。とにかくカッコいい!
それぞれの曲の方向性が異なっており、同じ人が歌っていると思えないのもまた魅力です。
飽きの来ない一枚ですよ。