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ああ無情 (講談社青い鳥文庫 (134‐1))

価格: ¥704
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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フランス文学の香り、挿絵も丁寧で好感がもてます ★★★★★
フランスの作家が書いた小説

この小説は子供のころに単行本サイズの本で読んだのですが、
この新書サイズの本になってよくなっているのは
まず、挿絵が20ページぐらいに1ページ分ぐらい入っているのですが
それがとても素敵です。フランスの雰囲気がとても感じられる
挿絵が入っています。また訳者が良いせいか、とても読みやすく
リズムを感じます。お年をめした訳者の場合、直訳や文語調に
なって読みにくくなることもあるのですが、全くそんなことは
ありません。また、この時代の時代背景を説明する解説が
章の終わりについていて、その点もとても親切です。

記憶の中の、あぁ無情はもうちょっと長い話のような気がしていたのですが
子供向きにはこのような内容だったかもしれません。

ああ無情はいろいろな出版社から出ていますが、丁寧に作られた
この本は、お値段もお手ごろでお勧めではないかと思います。
子供向けですが、 ★★★★★
世界一短い手紙をやり取りしたことでも知られる作家ですね。
本は売れているか?と言う意味で出版社に出した手紙の内容は「?」。それに呼応し、出版社が出した手紙は「!」
空前絶後の売れ行きである事をヴィクトール・ユーゴーに知らせたもので、フランスの国民的作家だったそうです。
(映画カミーユ・クローデルの1シーンに、
   確かロダンの愛人ローズが「ユーゴの葬式(国民葬の様なもの)に出る、出ない」と揉めたシーンがある)

主人公ジャン・バルジャンの激動の生涯を通して、その時代のフランス社会の仕組み、
ブルジョワジーと貧困層の違いも解る小説です。
現実にこんな人が存在したのではないか?モデルは誰なのかしらん?と子供の頃に読んで思ったものです。
それにしても、人生に波の多い主人公です。些細な事で犯罪者になったり、政治家になったりと。
また、コゼットの母親の事情、コゼットとジャンバルジャンが出会ういきさつも、読んでいる読者の側としては安堵する場面や、
主人公を追い詰める刑事とのいきさつ、コゼットの恋愛など、
様々な人間模様が楽しめて、フランス文学が好きになった切欠の本でもありますわ。
(この本の後にエミール・ゾラの「居酒屋」を読んだかなぁ)
この本は子供向けにはしょってありますが、楽しく読みなおすにはもってこいの本です。


泣いてください ★★★★☆
ああ無情、フランス文学では、レ・ミゼラブル。何とも言えず悲しい物語です。コゼットに対するジャンバルジャンの愛が見られますが私にはやはり少し悲しい結末に思われました。小さい頃に読んだ本をあらためて読んでみると感動があります。