残念ながら便乗本
★★★☆☆
ジョンのことを、現役の頃から知っている人間には、「皮肉屋」「辛らつなジョークをいう人間」であることは、分かっている。一方、ハンター=デイヴィスの伝記なので、ジョンが、平和主義者であり、戦争や暴力に反対していた人間であることも分かっている。
ところが、この本は、最近のYOKOさんの戦略なのか「愛と平和の人」ジョン=レノンの部分が誇張して先入観として捉えられ、そのジョンの一部の部分を拡大した上で、「実はジョンは、結構、皮肉屋さんで気難しい面もありました」といっているに過ぎない。
おいおい、最近になってジョンを知って、最近のジョンのイメージで昔からのジョンのイメージを「発見」したかのように書くのって、おかしいんじゃないの?
なんなんでしょうね?