良い本、だと思うのだけれど。
★★★☆☆
イル・プルーのレシピとあって期待しての購入でした。
しかし、中を見てあまり創作意欲がわかず。。。
画像の限りでは あまり美味しそうに思えなかった事
フルーツを使ったレシピが多くて、万人ウケしそうな感じがなく
材料を揃えてまで作ろう!と思えなかったのです。
(シンプルなレシピも少しありますが。。)
身近にある物で作れるレシピなら活躍しそうですが
凝ったレシピは『気軽』とは無縁?
いちいち製菓材料店に その為だけに行く気にもならないし
使いこなすのが素人には難しいと噂される
エキュモワールの宣伝もやっぱり合って残念。
ただ、道具や材料、混ぜ方の説明などは参考になるので
手元のは置いておこうと思っています。
作りやすくて美味しいレシピを探している方には向かないかな。
パウンドケーキ好きにはたまらないレシピ
★★★★★
奇をてらわない、ベーシックかつ美味しいパウンドケーキのレシピがいっぱいで、
「こんなパウンドケーキの本が欲しかった!」貴重な一冊です。
「コンパウンドオレンジ」などの香料は、
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌでも取り扱っていますが
なかなかお店で売ってないので通販で買うと送料が高くついてしまいますが
それでも是非使ってみてほしいです。断然仕上がりが違います。
作り方もとても丁寧に分かりやすく、
写真をたくさん使って理論を解説してくれているので
ある程度初心者の方でも、しっかり読めば作れると思います。
ただ、混ぜる速度や回数、ピーターの速度や時間まで
細かく記載してくださっているのですが
「え、粉を入れてからこんなに混ぜて大丈夫?」
「こんなにゆっくりの速度で混ぜてていいの?」
「指定通りの時間泡立てたけど、まだ不十分な気がする・・・」
と思いつつその通りに作って焼いてみると
あまり膨らまずイマイチでした。
そこで「要は生地を本に書いてある状態に仕上げればいい」と割り切って
自分の今までの勘に頼って作ってみると、とてもうまく出来ました。
材料の状態や作る時の気温、使用する機器の性能によっても条件は変わるので、
杓子定規に回数を守るよりもある程度自分の判断も必要かな、とは思いました。
・・・とは書いたものの、やっぱりレシピとしては素晴らしいです。
素晴らしい完成度
★★★★★
パッと見、派手な飾りなどもなく切り口も地味な写真が
並んでいるためヒキは弱いのですが、実際「お言いつけ」を守って
作ってみたところ、どれもこれも愕然とするほどおいしいです。
ただ、フランス的な乾きぎみの「ケイク」でなく、日本人好みの
カステラ的な食感のものが多いので、前者を好む方にはオススメしません。
特に気に入ったのは材料も比較的入手しやすい「百花蜜のパウンドケーキ」。
実際にはお言いつけはある程度までしか守らず、百花蜜ではなくて
激安・中国産レンゲはちみつで作りましたが、それでも本当においしい。
入手困難な材料は、全体としての割合を守り、作業手順さえ守っていれば
ある程度他のものに代えるなどしても問題ないと思います。
巻頭の「ごあいさつ」で弓田さんが手前味噌ぎみに
「もうこれ以上のパウンドケーキ作りの本が出ることは決して
ありません。絶対の自信です」
と書かれていますが、その言葉に偽りなしの良書。
解説も、本書副題の「嘘と迷信のないフランス菓子教室」の看板に
恥じない的確さで、脱・素人を目指す人には最適と思います。
美味しい!
★★★★★
4種ほど作ってみましたが、どれも美味しいです。
材料をそろえるのも大変ですし、すべてグラム単位なので計量もめんどうですが、
今まで美味しいとは思っても家庭的なパウンドしか作れなかったのが、
プロの味のパウンドができます。
蔵書がひとつ増えました。
初心者向きではあるのですが・・・うーん
★★★☆☆
弓田亨氏のお弟子さんの矢野周二氏のお菓子の本がとても良かったので、弓田 亨氏もチェックを入れていまして、先日立ち読みしました。
割といろいろな種類のパウンドケーキが載っていたように思います。作り方のノウハウもきちんと書かれているので、初心者向きで良い本だと思います。
ただ、写真の撮り方が古くさいのと、コピーや宣伝がうるさい感じなので、星2つ減点しました。
初心者の方には、この本より、小嶋ルミ氏の「おいしい!生地」の方が、見やすくて美味しそうで作る意欲が湧くと思います。