スマートなイラストも秀逸
★★★★☆
身近なものなら「こんなやつもいるのか」と意外な役割を持つものまで、いろんな細菌の紹介。「細菌に意思がある」という視点で書かれているので、文章に色があり、いきいきとしている。
フランクでありながら冗長な表現が少ない文章だからか、読みやすい。おそらく小中学生向けであろう豊富な模式図、イラストがこれまたわかりやすい。新聞記事に付されるあのコンパクトでスマートな図解と重なる。
べん毛モーターの仕組みは読めば読むほど感動の域。ナノマシンとして活躍する日が待ち遠しい。
細菌にLOVE!
★★★★☆
分かりやすい文とおもしろいイラストで、私みたいな純文系読者でも楽しめました。
へぇー、ほぉー、ふーん、まさか!嘘でしょ?などと、ページを繰るのが楽しい本でした。
中でも、発酵菌の話が一番おもしろかったです。
私は大病を経験しているので、将来の夢の薬の話を特にo(^ー^)oワクワクしながら読みました。
私の世代では間に合わなくても、孫の時代には実際に使用可能になっているかもしれませんね。
この著者には、「誰でも安価で使えるように開発を頑張ってやって下さいね」と心からお願いしたいです。
細菌と聞くと怖い気がするけれど
★★★★☆
細菌と聞くと怖い気がするけれど、実は人間に役立つことが多い。
そんな世界を面白く紹介してくれている本だ。
この分野になじみのない人もすらすら読めて楽しめる。
著者が細菌を愛しているのがよく分かる。
よい点
1.ピロリ菌などちまたで聞く細菌のことが分かる
2.食物としてでてくるヨーグルト、納豆、臭い珍味と細菌の関わりがよく分かる
3.細菌利用の今後の可能性も解説してある