とにかく、買って損はないです、このキットは。大きさも色々意見は分かれますが、作りやすさからいってもベストなサイズだと個人的には思います。プロップが一番的な風潮が大半ですが、実際に劇中で各々が感じた色合いや形が再現できるベースには間違いないです。（遠まわしな嫌味じゃないです）完成品も良いですがたまにはキットにも手を出しましょう、みなさん。最近は作ってないなあという方、接着剤は必要ですが、リハビリにはもってこいです。

ファインモールドによる決定版キット・・・になると誰もが期待したのだが・・・

モールドは実にシャープ、パイロットもちゃんと再現され、とろけるパイロットの悪夢ともおさらば。
遂に旧mpcのキットもお役目終了かと思っていたら・・

・機体の厚みが厚い。FMのコンセプトは「プロップ再現」ではなく「実機が存在したら」らしく、パイロットをちゃんと乗せられるように設計したようだ。そのためプロップよりも機体が厚くなり、パッと見の印象が微妙に異なるものとなってしまった。
・機体後部のヒートシンクの形状が地軸に対して垂直。実際は斜めに傾いている。これはサンプル時からおかしかったのだけど、さすがに発売時には修正されるだろうと噂されていた。ところが開けてビックリ・・・　
ヒートシンクの枚数が多いだけに修正は困難。
・デカールのオレンジ色が妙にくすんでいる。もう少し鮮やかなオレンジだと思う。まぁここは塗装する人にとっては大した問題ではない。

機体の厚みとヒートシンク形状は修正が難しいだけに、せっかくのシャープな最新キットでありながら、ちょっとばかし残念なものとなってしまった。
ただそれらの点をのぞけばシャープで作りやすいキットなのは確か。
基本スナップフィットでランナーとの接合部も極力目立たない部分にくるよう工夫されている。
模型をあまりつくったことのないライトユーザーには非常に優しいキットでオススメしたい。
ただしSWの模型を買う層にそのようなライトユーザーがどのくらい存在するかは不明だが。

上記の２点を諦めて素直にシャープな最新キットを楽しむか、古のmpcキット（機体の厚さとヒートシンク形状は正しい、そして大きさが嬉しい、ただし凸モールド）を根気よくスジボリし直すか、もしくは最新キットを切り刻むイバラの道へと踏み込むか・・・
マニアの道は未だに厳しいようだ。

１２月２９日追加
現在店頭に並んでいる物は一部金型を改修した模様。
ヒートシンク形状が修正され、ちゃんと地軸に対して斜めとなった。
他にも２カ所ほど修正されてよくなっていた。
発売後、金型まで改修するファインモールド社のやる気は素直に評価したい。

静岡ホビーショーで実物を見ました！

キャノピーのピラーが薄いところが、すごいリアルでした！

サンプルモデル自体はファインモールドの鈴木社長の作だそうです。
社長自らが作るなんて！なんて素晴らしいんでしょう！

X-wing、スノースピーダーが１／４８スケールで出たのだから、
次はファルコンも１／４８で出して下さい！

エコーベースの再現のために(^o^)/